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今さら聞けない!カスタムパーツのマフラーとは?音の違いや種類、注意点など基礎からわかりやすく解説

マフラーは簡単に交換でき、カスタムの代表とも言えるパーツです。やっぱり音や見た目にこだわりを持つのは楽しいですよね。しかし性能や車検、パーツ代などは気になるところ。今回はマフラーの交換を考えている方へ向けて、マフラーが何をさすのかといった基礎から、メリット・デメリット、保安基準、交換に必要なものまで徹底解説します!

マフラーの役割

マフラーの役割は排気ガスをスムーズに流して排気音を抑えることです。マフラーがないとエンジンの燃焼から生じる爆発音がそのまま放出されてしまいます。排気音は車種に合わせてチューニングもできます。

マフラーの仕組み

一般的にマフラー交換という場合センターバイプからテールエンドまでを指します。細かなパーツの特徴や役割を解説します。

センターパイプ

触媒後からサブサイレンサーまでのパイプを指しますがサブサイレンサーと一体化しているものも多いです。アフター品のマフラーではセンターパイプ以降を交換するタイプが一般的です。

サイレンサー

サイレンサーは排気音を低減させるためのものです。メインサイレンサーとサブサイレンサーがあり、さらにメインサイレンサーは構造によって分類されます。

メインサイレンサー

消音装置です。排気ガスの通り道に様々な抵抗を設けて音量を下げます。サイレンサーの形状や大きさ・素材・構造によって音量や音質が変わります。消音方法には隔壁構造とストレート構造の2つがあり、排気抵抗を極力減らしながら消音効果も得られるようになっています。
①隔壁構造
サイレンサーの内部に隔壁を設け、意図的に迷路のような通り道を作った構造です。通過する排気ガスが隔壁に当たることで音量が絞られます。消音効果は高いですが排気抵抗も大きいです。純正マフラーに多いです。
②ストレート構造
小さな穴がたくさん開いたパンチングパイプの周りにグラスウール(ガラス繊維を綿状にしたもの。吸音材)を詰めそこを通る排気ガスが膨張することで音量を下げます。サイレンサー内部にはパイプだけなので排気抵抗が低いです。パワーとレスポンスがよくなるため後付けマフラーに多いです。

サブサイレンサー

メインサイレンサーの手前に設けられる消音装置です。センターパイプよりも太い膨張管となっていて、排気ガスが通る際に拡散して圧力を下げ、排気音を小さくします。

サイレンサーに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください!https://uppit.upgarage.com/column/muffler-silencer

テールエンド(マフラーエンド)

そとから見える部分、マフラーの先端を指します。シルバーやブルーといった色や太さは様々な種類があります。機能面や環境面を考え下向きになっているものもあります。またまっすぐ伸びているタイプは自慢のマフラーを見せたい方におすすめです。

マフラーの種類・材質

マフラーの材質にはステンレスやチタンの他、アルスター(スチール)やアルミなどが挙げられます。また、メインパイプはステンレスでサイレンサーはチタン、のような複数の素材を組み合わせたマフラーなどもある。

セミステンレス

メインサイレンサーにステンレス、それ以外にアルスターを使ったものが多いです。新品では1万円台から買える価格帯が魅力ですが、材質の性格から軽く作れないというデメリットもあります。

オールステンレス

メインパイプからテールエンドまで、全てステンレスで作られたものを指します。純正よりも軽く作れること、錆びにくいことが特徴。ステンレス独特の輝きも楽しめます。新品市販価格は3万円台から。

チタン

チタン素材の利点は軽く作れることです。ただし素材そのものが高価で加工や溶接作業にも手間がかかります。そのため新品市販価格は7万円台からとやや高め。テールエンドは焼けると紫色に輝きます。

マフラー交換のメリット・デメリット

ここまでマフラーについて解説してきました。ではなぜマフラー交換をする方が多いのでしょうか。次はマフラー交換によるメリットデメリットを紹介します。

メリット

見た目の変化

材質による色や輝きの違い、テールエンドの太さと本数による違いなどです。マフラーは車のリアの印象を大きく変えます。

音の変化

構造の違いで音が変わります。たとえば太いマフラーは低温になり細いマフラーは高音に。メーカーがYouTubeに視聴用の動画を公開していたり、アップガレージではマフラーが試着できる店舗もあるのでぜひ一度実際の音を聞いてみることをおすすめします。

排気効率の変化

パイプの曲げをなくしたりパイプ系を太くすることによって排気効率が向上すると、吸引と排出のバランスがとれパワーアップにつながります。

デメリット

太すぎたり細すぎたり、エンジンに見合ったものを取り付けないと排気がうまくいかないことがあります。
また騒音問題を起こさないためにも排気音が大きくなりすぎないように注意が必要です。

マフラーの保安基準

国土交通省の規定に反するマフラーは車検に通りません。また騒音被害、事故を引き起こす可能性もあります。ではどんなマフラーなら安全と判断されるのでしょうか?見ていきましょう。

形状

まず太さに制限はありません。しかし、地上高は9cm以上。フロアラインから10mm以上飛び出してはいけません。また、排気ガスが漏れていると車検は通りません。

騒音

2010年3月31日までの生産車は普通車であれば96db(デシベル)、軽自動車は97db以下が基準です。2010年3月31日以降に生産された車は
騒音を制御する消音器が付いていること
近接排気騒音96db以下であること
加速騒音が82db以下もしくはECE規則又はEU指令に適合していること
と定められています。
なお、社外マフラーの場合、日本自動車スポーツマフラー協会(JASMA)の保安基準適合の認証を得られているマフラーでないと車検に通らないため、購入する前にきちんと確認しましょう。

マフラーが故障したときは?

マフラーの故障は先ほど述べた車検にも影響します。故障したときのためにどんな可能性があるか知っておきましょう。

排気漏れ

原因の多くはマフラーの錆です。そのせいで穴が開いたり亀裂が入ったりします。直すには専用のパテで隙間を埋める必要があります。

異音

排気音が大きくなったら排気漏れや水が溜まっている可能性があります。金属音がしたらマフラー内部や付近のパーツに異常をきたしている場合があります。

白煙

煙が水蒸気でなければ、燃焼室の中にエンジンオイルが入ってしまった可能性があります。水蒸気の場合は安心ですが

マフラーから水が出る理由

原因の1つ目はガソリンの燃焼です。自動車のエンジンを始動させるとガソリンが燃焼し、ガソリンに含まれている水素と酸素がエンジン内で結合し、水蒸気となります。この水蒸気が主にマフラーの中で結露して水になり、少しずつマフラーの内部に溜まります。
原因の2つ目は触媒の化学反応によるものです。自動車が排出する排気ガスに含まれる炭化水素が還元される時に水が発生し、マフラーから排出されることがあるのです。
マフラーから水が出るのは車が正常だからこそなので安心してください。この事例に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください!

車のマフラーから水が出る!原因と水抜き方法を徹底解説します

対処方法

安全や環境のことを考え、故障の原因を明確にする必要があります。もしかしたら交換が必要になるかもしれません。自信がある方以外はプロに見てもらうことをおすすめします。整備不良のマフラーは取り締まりの対象になります。放っておかず早めに修理しましょう。

マフラーを交換するなら

マフラーを交換してみたくなってきたでしょうか?次は実際に選ぶときのポイント、交換の方法について解説します。

マフラーを選ぶ時のポイント

第一に!適合車種はしっかり確認

車検対応品、保安基準適合品、JASMA認定品と確認できれば問題ないことが多いです。

ドレスアップ効果

特にチタンマフラーは独特の青い焼き色が魅力です。チタンに熱が入ることで「ヒートグラデーション」ができ、こだわりを持つ方もたくさんいます。

購入場所・価格

マフラーはカー用品店、ネットショップ等で探せます。価格は車種や作りによって様々ですが40,000〜150,000円ほど。マフラーは決して安い買い物ではありません。新品で買うと予算オーバー...という方は中古品で探してみましょう。安く買うことのできるマフラーがたくさんあります。多少の傷や汚れはあるかもしれませんが、機能は十分に果たしてくれるものも多いですよ。

マフラー交換はどこに依頼する?

マフラーを購入したら、次のステップは交換作業です。ここからは、マフラー交換ができるおすすめの場所と、メリットデメリットについても合わせて解説していきます。マフラーが交換できるおすすめの場所は、以下のとおりです。

ディーラー

購入と同時に取付ができるので、手間なくスムーズに依頼ができます。しかし社外品は断られる場合があります。純正品のため、マフラー本体の価格も高い傾向にあります。

カー用品店

ディーラー同様、購入から取付までがスムーズに行えます。
基本は店舗内購入、そのまま取付依頼が一般的です。
工賃価格があらかじめ決められているので、おおよその費用の目途がつきますし、チェーン店やフランチャイズ店の店舗数が多いため、店舗を選べます。しかし持ち込んだマフラーが保安基準に背く場合などは断られる可能性も。

整備工場

街中で営業する民間整備工場でも、マフラー交換は可能です。ディーラーやカー用品に比べ費用が安いことが多いです。しかし整備が中心なので、専門性を求めると断られる場合があります。

自分で取付

マフラー交換はさほど難しくはないので、DIYで交換することは可能です。ただ知識やスキルのないまま作業を行うと危険を伴うことがあります。DIYは全て自己責任です。少しでも自信がないのであれば、安全を優先し専門業者にお願いしましょう。
マフラーの交換に関してはこちらの記事で詳しく解説しています!ぜひご覧ください。

車のマフラー交換はいくら?おすすめの交換場所を徹底解説

マフラーの取付ならUPPIT

マフラーをネットで買ったはいいものの、自分で取り付けはできない…。そんな時は取り付け専門のUPPITに頼みましょう。
UPPITの特徴の特徴を3つご紹介します。
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ネット購入の場合でも重たいパーツを運ぶ必要はありません。送り先の住所にご希望のアップガレージ店舗を入力し、次にUPPITwebサイトから送り元の住所を入力し予約。当日はお車でご来店いただくだけです。
ぜひ一度お試しください。

まとめ

マフラーは愛車に個性をだせるパーツです。今回はマフラーについて初心者向けに解説しました。形や素材、色に関しては実物を見るとその良さがよりわかるかもしれません。

これを機にドレスアップのひとつとしてまずはマフラーを探してみてはいかがでしょうか。その際はぜひアップガレージへお越しください。

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