コラム
ホイール交換の目安は?自分で行う場合の手順、工賃相場を解説
ホイールの交換タイミングは、いつなのでしょうか?それは、「愛車をドレスアップする時」「ホイールに傷がついた時」「事故を起こした時」…などさまざまな時にホイール交換のタイミングがやってきます。ホイールは車が走行するために重要なパーツなので、必要な時に交換しなければなりません。
そこで今回は、ホイールの役割や交換の目安、交換手順や作業工賃などを解説します。ホイールは、寿命が長いパーツですが、交換タイミングがあります。ホイールはかなりの種類がありますが、自分の愛車に合うお気に入りのホイールを見つけ取り付けましょう。
ホイールの役割とは
ホイールの大きな役割は、車の基本動作でもある「走る・曲がる・止まる」を支えることです。ホイールは、タイヤと同様に車にとって重要なパーツなのです。
ホイールは他にも、「動力の伝達・空冷作用・ドレスアップ効果...」といった役割も担っています。それぞれ見てみましょう。
動力の伝達
エンジンなどから生み出された動力がホイールに伝わり、ホイールがタイヤに伝えることによって車は動いています。タイヤだけでは、車の重量を支えることが不可能で、まともな走行もできません。つまり、ホイールが無かったら、車は走行することができないのです。
空冷作用
車が止まるためにブレーキをかけると、ブレーキの摩擦により高温の熱が発生します。ホイールは、この熱を外へ逃がすと同時に、外気を取り入れることでブレーキを冷やす役割もあります。ブレーキが熱を持つとブレーキ性能が低下し危険なので、ホイールの空冷作用は必要な作用なのです。
ドレスアップ効果
ホイールは、外観の中でも大きな面積をもつパーツなので、見た目に大きな影響を与えます。デザインやホイールサイズの変更を行うことで、雰囲気がガラリと変わるので、車のイメージを決めてしまうほどのデザイン効果があります。
ホイール交換はいつするべき?
ホイールは、車のパーツの中でも比較的寿命の長いパーツで、10~20年もつとされていますが、ホイールの交換はいつするべきなのか迷いますよね。ホイールを交換するタイミングは様々あります。
ここでは、ホイールの交換時期について解説していきます。
劣化したとき
ホイールも他のパーツと同様に、年数の経過とともに劣化していきます。ホイールの主素材は金属なので、使用するにつれて曲がりや歪みが生じることがあります。ホイールの変形は、ハンドル操作や走行性能に大きな影響を与えます。また、タイヤのエア漏れの原因となることもあります。ホイールが変形した場合は、早めに交換しましょう。
目で見て分からない変形を起こす場合もあります。その場合は、ホイールバランサーという専用の機器を使用し計測ができます。UPPITでもバランス調整ができますので、お気軽にご依頼くたさい。
損傷したとき
ホイールに亀裂(クラック)や大きな傷ができてしまった場合も交換が必要です。走行中に縁石にぶつけてしまい、少し傷ついただけの場合でも、損傷部分からエア漏れが発生することもあります。
特に、砂利道などの悪路を走行することが多い方は、特に注意しましょう。ホイールに負荷がかかりやすく、クラックが入ったり損傷する可能性が高くなります。日頃からホイールの点検を行い、傷がある場合は早めに交換しましょう。
デザインを変えたいとき
愛車の見た目を変えたいと思った時も、ホイールの交換タイミングです。ホイールのデザインを変更するだけで、愛車の見た目が大きく変化します。ホイールのデザインはメーカーによってさまざまなので、自分の好みのデザインのホイールに交換しましょう。
走行性能を上げたいとき
ホイールの素材は、主に「スチール・アルミニウム・マグネシウム」の金属が使用されています。それぞれ、重量や強度、耐久性や放熱性など特徴に違いがあります。商業車や乗用車のグレードによっては、製造が簡単で大量生産に向くスチールホイールが採用されています。スチールホイールは、重く放熱性が低いことから、性能的には劣ります。
走行性能を向上させたいと思った時は、軽量でデザイン性の高いアルミホイールや軽量かつ剛性の高いマグネシウムホイールに交換するタイミングといえます。
素材など、ホイールの種類についてもっと詳しく知りたい方はこちら!
【ホイールの種類】素材・構造・デザイン・色・製法から選ぶ際の注意点まで
どんなメーカーがあるの?という方はこちら
ホイールメーカーのおすすめ10選!種類や選び方のポイントを解説
タイヤをサイズアップしたいとき
タイヤをサイズアップ(インチアップ)したいときも、ホイールを交換するタイミングです。インチ数は、タイヤの内径・ホイールの直径を表します。タイヤ内径を大きくして、ホイール直径はそのままだと、タイヤの方が大きく上手く装着できません。
つまり、タイヤのインチ数をサイズアップすると、ホイールのインチ数も同じようにサイズアップしなければならないのです。
ホイール交換の手順
タイヤホイールを現在のものから、新しいものに交換する手順を紹介します。併せて注意点や必要な工具も解説していきます。
新しいホイールを購入
取り付けしたいホイールを探し、購入します。ネットで見つけたホイールのデザインが気に入って購入したものの、サイズが合わず再購入したという方もいらっしゃるでしょう。ネットや店舗でホイールを購入する時は、サイズに注意が必要です。購入前に自分の車の取扱説明書にて、適合サイズを確認しましょう。店舗で購入する場合は、スタッフに相談して購入すると安心できますね。
取扱説明書に記載されているホイールサイズは、リム径(ホイールの直径)×リム幅(ホイールの幅)ーフランジ形状・ボルト穴数ーP.C.D・オフセットの順になっています。
ホイールサイズの表示例は以下の通りです。
17×6 1/2 J 5 100 41 |
この場合は、17がリム径(ホイール直径)、6 1/2がリム幅(ホイールの幅)、Jがフランジの形状、5がボルト穴数、100がP.C.D、41がオフセットとなります。
ホイールサイズは、ホイールの種類やメーカーにより表示の場所が異なります。スチールホイールの場合は、ホイール表面に刻印されており、アルミホイールなどは、ホイールのスポーク裏に刻印されています。社外ホイールであれば、ステッカーが貼られている場合もあります。
自分でネットなどでホイールを探す方は、商品説明欄に記載されているサイズと自分の車のサイズが一致しているものを購入しましょう。
工具を準備する
ホイール交換をお店に依頼する場合はなくても問題ありませんが、自分で行うには工具を準備する必要があります。ホイール交換で必要な工具は以下の通りです。
|
軍手は、作業中に手をけがするのを防止したり、手が汚れるのを防ぐ役割があります。
また、社外ホイールによっては、ホイールナットの取り付け部分が純正ホイールより細くなっているものがあります。車載工具のレンチや肉厚のソケットを使用した場合、ホイールを傷つけたり、外せないといったことが起こるので注意しましょう。
お気に入りのホイールを傷つけずに済むようにホイールの購入に合わせて、レンチやソケットを揃えておきましょう。
現在のホイールを取り外す
まずは、現在装着しているタイヤホイールを取り外していきます。
メーカーのウェブサイトや整備マニュアルを確認し、ジャッキアップポイントを確認します。そして、十字レンチを使用し、ホイールのナットを少しだけ緩めます。(ここでの注意点は、完全に外すのではなく少しだけ緩めるということです。)その後、フロアジャッキを使用しジャッキアップポイントで車のタイヤを2~3cm浮かせます。タイヤが浮いたら、手でホイールナットを全て緩め、タイヤホイールを取り外します。
ホイールからタイヤを外す
取り外したタイヤホイールからタイヤを外します。タイヤを外す時は危険なので、必ずタイヤのエアを完全に抜いてから作業を行いましょう。エアが抜けたら、タイヤレバーをタイヤとホイールの隙間に入れ込み、てこの原理を利用して力を入れるとホイールにくっ付いていたタイヤが外れます。これを表裏行った後で、ホイールから完全にタイヤを外すことができます。
新しいホイールにタイヤを組み付ける
タイヤを外し終えたら、新しいホイールにタイヤを組み付けます。ここでの注意点は、タイヤにINSIDE・OUTSIDEと表記されているものは、その通りにタイヤを組み付ける必要があります。タイヤを組み付ける時は、ビートクリームという潤滑クリームをタイヤのリムに塗布します。タイヤを下に置き、ホイールの表面を上にし、タイヤレバーを使ってタイヤの中にホイールを入れます。タイヤエア調整を行い組み付け完了です。
新しいホイールを取り付ける
新しいタイヤホイールを車に取り付けていきます。ホイールの穴とハブボルトの位置を合わせたらソケットにナットを入れ、手で差し込みナットを回します。手で最後まで締めたら、十字レンチでさらにギュッと締めます。その後、ジャッキを下ろしタイヤを接地させます。タイヤが接地したら、トルクレンチを使用し規定トルクでナットを締め付けます。締め付けトルクは、車種により異なるので、取扱説明書などで確認しましょう。
また、社外ホイールに交換する時は、純正のホイールナットが使用できないものが多いので、ホイールを購入する時に同時に購入しておきましょう。
メーカーによりナットの種類やネジのピッチ数が異なるので注意してください。
ナットの種類 | メーカー例 | ネジのピッチ数 | ナットの直径(mm) |
テーパー座(60度) | 日産、マツダ、ダイハツ、スズキ、スバル、三菱など | M12×1.5M12×1.25 | 21mm19mm |
フラット座 | トヨタ、レクサスなど | M12×1.5 | 21mm |
球面座 | ホンダなど | M12×1.5 | 19mm |
社外ホイールでナットの長さが標準より長いものが必要な場合は、ホイールとセットで購入できるので必ず購入しておきましょう。
ホイール交換は、知識や技術が必要になる作業です。また、ホイールの取り付けやナットの締め付けが適切でないと、走行中にタイヤが外れたり、異音が発生する原因になります。ホイール交換は、DIYでしようと思っても簡単にできるものではありません。プロに依頼して、安全で確実にホイール交換を終わらせましょう。
ホイール交換の工賃はいくら?
店舗でホイールの交換を依頼した場合、作業工賃はいくらになるのでしょうか。交換費用は、サイズにより異なりますが、16インチ以下~21インチ以上までのホイールの交換費用相場は、4本で6,000円~12,000円程度となっています。カー用品店でタイヤ・ホイールを購入し交換してもらう場合は、4本で6,000円~となっています。
アップガレージが運営する取付専門のUPPITでは、自分で購入したタイヤ・ホイールを持ち込みで交換してもらえます。工賃はサイズや種類で異なり、4本で15インチ以下:7,480円、16~17インチ:11,000円となっており、バランス調整代も含まれています。知識や経験豊富で、技術の高いプロのスタッフが交換作業を行うため安心です。アップガレージでは、中古パーツを多く取り扱っており、自分の車に合うホイールが見つかれば、安く購入でき取り付けまでしてもらえるというメリットがあります
UPPITのホイール取り付け・交換サービスとは
ここでは、アップガレージが運営する取り付け専門「UPPIT」のタイヤホイール交換についてご紹介します。ホイールの交換は、自分でもできますが、プロに任せた方が安心できるので、参考にしてください。
特徴
中古カー用品を取り扱うアップガレージが運営する、パーツ取り付け専門のUPPITなので、タイヤホイール交換のみならず多くのパーツの交換・取り付けが可能です。また、他店やネットで購入したホイールの持ち込み交換をしてもらえるという特徴があります。ネットで購入したパーツの送り先をアップガレージにして予約をすると、そのパーツの取り付けをしてもらえます。
他にも、アップガレージで見つけた中古パーツを取付してもらえるので、安くカスタムができる可能性があるのもメリットです。
こんな方におすすめ
ここでは、どのような方にUPPITがおすすめなのか紹介します。
- ホイール交換を安心できるプロに依頼したい方
- ネットや他店で購入したタイヤホイールを取り付けしてもらいたい方
- 自分でホイール交換するのが不安な方
- 中古パーツを探し、少しでも安く済ませたい方
上記のような方にはUPPITがおすすめです。UPPITでは、取り付けのプロが作業を行い、持ち込みパーツの取り付けも大歓迎で行っています。また、ネットで購入したパーツを希望の店舗宛に発送し、予約当日は車のみを持ち込めばOKというサービスも行っています。
特に、楽をしてプロに作業してもらいたい方におすすめです。
予約方法
ホイール交換はDIYでも可能ですが、知識と技術が少なからず必要です。知識も技術もないまま作業をすると、危険で事故の原因となることもあります。
少しでも不安がある方、プロに任せたいという方はUPPITで予約しましょう。
予約方法は、UPPITのHPから簡単にできます。最寄りの取り付け可能店舗を選択し、希望の日時を選択、必要事項を記入するだけ。
あとは、予約当日に車とタイヤホイールを持って店舗に行くだけで、プロがしっかりとホイール交換をしてくれます。
ぜひ一度、UPPITで予約してみてください。
まとめ
今回は、ホイールの役割や交換のタイミング、交換手順などについて解説しました。ホイールは寿命の長いパーツですが、交換のタイミングが来た時は交換が必要です。また、ホイールは多数の種類やデザインがあるので、自分のお気に入りのものを見つけて交換しましょう。
タイヤホイールの交換はDIYで可能ですが、知識と技術が必要なので、少しでも不安がある方はプロに依頼しましょう。
プロに依頼するなら、UPPITがおすすめです。中古パーツ専門店のアップガレージが運営しているので、ホイール交換以外のパーツの交換・取り付けも可能。持ち込み交換対応で、工賃は4本で6,600円(税込)~となっています。予約は、Webから簡単にできます。ぜひ、UPPITで交換依頼をしてみてくださいね。