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安全性の高い中古スタッドレスタイヤの見極めポイント|おすすめ購入場所も

「今年はスタッドレスタイヤを買い換えないといけない」「スタッドレスタイヤは高くて困る」……と嘆く声が聞こえてきそうな、物価高騰が止まらない2023年。

新品のスタッドレスタイヤは、4本セットで10万円を超えるケースも珍しくありません。少しでも節約するにはどうすれば良いのか、との悩みを多くの人が抱えています。

そんな状況に朗報となるのが、中古スタッドレスタイヤです。中古スタッドレスタイヤは新品より数割安く購入でき、車の維持費を大きく節約できます。

今回は安全性の高い中古スタッドレスタイヤを見極めるポイントを、詳しく解説します。安心して履ける中古スタッドレスタイヤを買える場所もまとめました。

中古スタッドレスタイヤを選び浮いた費用で、ウィンターレジャーをより楽しめるようになるかもしれません。ぜひ最後までお読みください。

タイヤが続々と値上がりしている


身の回りのあらゆる商品の値上がりが続く昨今、タイヤも例外ではありません。

主要メーカーは2022年に続き、2023年も値上げを発表しています。スタッドレスタイヤも、最大8%の値上げです。

タイヤ価格が上がる要因は、おもに3つあります。

  • 原材料(ゴム)価格の値上がり
  • 輸送コスト(燃料代)の値上がり
  • 人件費の高騰

メーカーの自助努力では吸収しきれない値上げの波が、価格に転嫁された流れです。

メーカーからの出荷価格が上がると、販売店も小売価格を上げざるを得ません。

今年、スタッドレスタイヤの買い替えを検討している人は、早めに販売価格をチェックしておいたほうが良いでしょう。

▼タイヤの値上げが気になる方はこちらもチェック!
【2023最新】タイヤの値上げはいつから?価格高騰の要因と各メーカーの最新情報まとめ

中古のスタッドレスタイヤとは


消費者の節約意識の高まりに比例して、中古市場が活況です。新品で購入するのがスタンダードだったタイヤも、中古商品に熱い視線が注がれています。

とりわけ気になるのが、夏タイヤより高価になりやすいスタッドレスタイヤの中古品です。では中古のスタッドレスタイヤとは、どのようなタイヤなのでしょうか。

中古スタッドレスタイヤの特徴を解説します。

走行歴のあるスタッドレスタイヤのこと

中古タイヤとは、走行歴のあるタイヤです。

タイヤ市場には、さまざまな理由で中古のタイヤが流通しています。多いのは、新車のタイヤを付け替えて標準タイヤが不要になったケースです。

新車は標準のタイヤを装着しています。タイヤにこだわりを持つ人は、新車購入と同時に好みのタイヤに付け替えることも少なくありません。

外された標準タイヤは、多少なりとも走行しています。新品としては販売できず、中古タイヤ市場に流れるのです。

新品同様のスタッドレスタイヤも流通している

中古タイヤ市場には、ほぼ新品といえる状態のスタッドレスタイヤも流通しています。

ほぼ新品の中古タイヤには、購入したまま使わずに保管していたタイヤやメーカーの倉庫にあった型落ちタイヤなどがあります。

タイヤは整った環境で保管されていれば、1~2年は新品同様の状態を維持します。
ただし、製造から時間が経過しているために、新品価格では売れません。

新品同様の品質でありながら中古の値段で手に入るのは、価格が高くなりがちなスタッドレスタイヤには嬉しいポイントです。

新品と中古、スタッドレスタイヤの価格を比較


スタッドレスタイヤは、新品と中古とでどのくらいの違いがあるのでしょうか。実際の価格を調査した結果をご覧ください。

【X-ICE SNOW SUV 265/65R17(ミシュラン)】
中古タイヤ専門店の価格 43,890円/4本
カー用品店の価格 123,800円/4本
79,910円の差額

【ICENAVI  205/60R16(グッドイヤー)】
中古タイヤ専門店の価格 43,890円/4本
カー用品店の価格 117,800円/4本
73,910円の差額

【ICE ASIMMETRICO Plus 185/65R15(ピレリ)】

中古タイヤ専門店の価格 8,800円/4本
カー用品店の価格 35,800円/4本
27,000円の差額

※ 価格はいずれも税込
※ 中古タイヤ専門店:アップガレージ通販を調査/カー用品店:オートバックス通販を調査

新品を購入する予算で中古タイヤを探すと、ワンランク上のタイヤを選べるでしょう。

安全な中古スタッドレスタイヤの見極めポイント


中古のスタッドレスタイヤは、コスパに優れています。では、気になる安全性はどうでしょうか。

結論からいうと、中古のスタッドレスタイヤでも状態の良いものなら十分安全に走れます。中古スタッドレスタイヤの安全性を見極めるポイントを、4つ解説します。

溝の残り具合

雪や氷の上を走るスタッドレスタイヤは、夏タイヤ以上にグリップ力が大切です。タイヤのグリップ力に大きく影響するのが、溝の残り具合です。

スタッドレスタイヤは、溝が新品状態から50%減るとスタッドレスタイヤとしては使えなくなります。50%の摩耗を示すサイン「プラットホーム」が目印です。

中古のスタッドレスタイヤを選ぶ際は、溝が十分に残っているかをまずチェックしてください。

<豆知識>
プラットホームが露出しても、残り溝1.6mmを示す「スリップサイン」が出るまでは夏タイヤとして利用できます。

タイヤは溝がしっかり残っていてこそ、性能を発揮するとわかるJAFの実験を見てみましょう。

JAFは2015年、タイヤの摩耗が制動距離に及ぼす影響を調べました。

結果、プラットホームが出現したスタッドレスタイヤで、濡れた路面を時速100kmで走行したときの制動距離は72.2mです。

※ 参照:摩耗タイヤの検証(JAFユーザーテスト) | JAF

降雪で湿った高速道路を走行しているとき、「あっ!」と気づいてブレーキを踏んでも72mは進んでしまうことを意味します。

ゴムの状態

タイヤはゴムでできています。ゴムは熱や紫外線、さまざまな要素により硬くなります。

硬くなったゴムはしなやかさを失い、路面をしっかりとグリップできません。スリップしやすくなり、とても危険です。

スタッドレスタイヤは夏タイヤに比べて、弾力のあるゴムでできています。だからこそ、柔軟性のないスタッドレスタイヤは状態が良いとはいえません。

中古スタッドレスタイヤは実際にタイヤを手に取り、弾力性を確かめるのがおすすめです。

触っても分からない場合は、硬度計を使います。

スタッドレスタイヤの硬度は、一般的に40~50程度が適度です。55を超えると買い替え候補となり、60を超えると危険です。硬度計はタイヤを取り扱うショップに置いてある場合が多いので、問い合わせてみてください。

劣化・ひび割れの有無

ゴムが硬くなると、目に見える劣化となって現れます。表面にカサつきやひび割れがあるタイヤは、選ばないほうが無難です。

ただし、ひび割れが入っているのが表面だけなら、走行に問題はありません。走行が危険になるひび割れは、タイヤ内部のコード(骨格部分)に達している場合です。

コード部のひび割れは、走行中のパンクやバーストにつながる危険があります。

ひび割れの程度は一般のユーザーには判断が難しいため、専門店のスタッフに安全性について相談しましょう。

全体の変形状況

タイヤは高速で回転しながら走行します。変形していると特定の部位に力が集中しやすくなり、破損・損傷の要因になります。

中古スタッドレスタイヤは、変形していないきれいな状態のものを選びましょう。

参考までに、タイヤは変形した状態での走行に弱いという事実をお伝えしましょう。「スタンディングウェーブ現象」といいます。

スタンディングウェーブ現象とは、空気圧が不足したタイヤが高速走行したときに、タイヤが波打つように変形する現象です。タイヤの空気圧が低いと走行時のたわみが大きく・多くなり、バーストにつながります。

(引用:スタンディングウェーブ現象 | タイヤの点検|【DUNLOP】ダンロップタイヤ 公式

走行中に異常を感じたら、すぐに車を安全な場所に停めてタイヤをチェックしましょう。スタンディングウェーブ現象が起きているタイヤで走り続けるのは、とても危険です。

ロードサービスを呼ぶか、スペアタイヤに交換し速やかに整備工場に持ち込んでください。

中古のスタッドレスタイヤが向いている人


今年のスタッドレスタイヤの購入で、中古を選ぶべき人はどのようなタイプでしょうか。

中古スタッドレスタイヤをおすすめできる人を3タイプ、紹介します。

「念のため」の降雪・凍結に備えたい人

中古スタッドレスタイヤは、降雪や凍結が多くない地域に住んでいるが、万一のために備えたい人に向いています。

新品のスタッドレスタイヤは高額になりがちです。年に数回、あるかどうかわからない降雪・凍結に備えるには手痛い出費でしょう。

とはいえ、雪が降り路面が凍結した日は、夏タイヤでは走行できません。コスパの良い中古スタッドレスタイヤを用意しておけば、急な降雪・凍結にも慌てずに済みます。

スノーレジャーのためだけに必要な人

積雪・凍結の心配がない地域に住んでいるものの、スノーレジャーに出掛ける人にも中古スタッドレスタイヤが向いています。

スタッドレスタイヤは、冬の路面で性能を発揮するように作られています。雪や凍結のない路面には合わず、燃費性能の低下やタイヤの短命化を招きます。

冬になっても雪や凍結がない地域では、スタッドレスタイヤを日常的に履くメリットがありません。

しかしスノーレジャーに行く際は、スタッドレスタイヤが必須です。

スノーレジャーのためだけにスタッドレスタイヤが必要な人は、中古スタッドレスタイヤを選びましょう。コスパ良く冬に備えられます。

車の維持費をできるだけ抑えたい人

何かとかかる車の維持費を抑えたい人にも、中古スタッドレスタイヤが向いています。

中古スタッドレスタイヤは「新品との価格比較」の章で解説したとおり、新品スタッドレスタイヤに比べて数割安く購入できます。
4本セットで数万円の違いになるケースも多く、物価高騰に苦しむ家計の助けになるでしょう。

新品のスタッドレスタイヤも、ワンシーズン履いたあとは中古になります。2年目以降のタイヤを履くのと同じだと考えれば、中古に対する懸念も軽減されるのではないでしょうか。

安全性の高い中古スタッドレスタイヤを手に入れる方法


中古スタッドレスタイヤを購入する際は、安全性が保証されたものを選ぶことが大切です。

とはいえ、一般のカーユーザーが購入前のタイヤを細かく点検できる機会は多くありません。では、安全な中古スタッドレスタイヤは、どのように見つければよいのでしょうか。

安全性の高い中古スタッドレスタイヤの探し方を、詳しく解説します。

中古タイヤ専門店に問い合わせる

中古スタッドレスタイヤは、中古タイヤ専門店で探すのがおすすめです。

中古タイヤ専門店なら、中古タイヤのプロが揃っています。プロのチェックを通過し、安全性が確かめられたものだけが店頭に並びます。

中古タイヤ専門店の多くは、ネット通販も行っています。ネット通販で販売されるタイヤも、店頭のタイヤ同様に厳しい品質検査をパスしたものだけです。

近隣にショップがない場合は、中古タイヤ専門店のネット通販を利用しましょう。

<注意>
同じネット購入でも、フリマアプリやオークションサイトなどの個人間取引でタイヤを買うのはおすすめできません。タイヤの品質が保証されないためです。「出品画像とは違うタイヤが届いた」「傷の存在を隠して出品していた」などのトラブルも、皆無ではありません。タイヤは車の安全走行を足元から支える、とても大切なパーツです。信頼できるプロがいる専門店で購入するようにしましょう。

保証がついているタイヤを選ぶ

中古タイヤ専門店には、中古であるにもかかわらず一定期間の品質保証をつけるところがあります。

厳しいチェックを通過したタイヤとはいえ、乗るあいだにトラブルに遭わないとも限りません。不測の事態に備え、タイヤの保証はついていたほうが安心です。

中古タイヤの保証内容には、以下の例があります。

  • パンク・バーストが起きたら同等のタイヤに無償交換
  • パンク・バーストが起きたタイヤは、購入価格を返金
  • 交換・修理代金はショップ負担

ちなみにタイヤは新品であっても、メーカー保証はつかないのが一般的です。中古タイヤに保証サービスをつけるショップは、良心的だといって良いでしょう。

タイヤの製造年もチェックする

めぼしいタイヤが見つかったら、製造年をチェックします。

タイヤの製造年は、タイヤの側面(サイドウォール)に刻印されています。詳しい見方は「タイヤ製造年月日の見方とは?年式の調べ方、タイヤ交換のタイミング」の記事をご覧ください。


タイヤは製造から10年が経過すると、新品への交換が強く推奨されます。状態に問題がないように見えても、ゴムが劣化・硬化し性能を発揮できなくなっている可能性が高いためです。

また走行しているタイヤの寿命は、5年といわれます。

中古スタッドレスタイヤの購入前には製造年をチェックし、寿命まで十分年数が残っているものを選びましょう。

短期の利用ならレンタルもおすすめ

「スタッドレスタイヤを数日だけ使いたい」「来年以降は必要になるかわからない」といった人は、中古タイヤでも購入を躊躇するかもしれません。

そんなときは、スタッドレスタイヤのレンタルサービスを検討しましょう。

スタッドレスタイヤは1泊からレンタルでき、必要な日数だけ利用できます。利用後はショップで元のタイヤに交換してもらえば、保管やメンテナンスの手間もかかりません。

スタッドレスタイヤのレンタルサービスについては「スタッドレスタイヤのレンタルは本当にお得?購入との価格差を徹底比較」で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

中古スタッドレスタイヤならアップガレージにお任せください


中古スタッドレスタイヤをお探しなら、アップガレージにご相談ください。アップガレージは日本最大級のカー&バイク用品の買取・中古販売専門店です。

全国に226店舗(2023年8月時点)のネットワークを活かし、ご希望のタイヤをご用意します。

アップガレージの強み

アップガレージは、あらゆる中古カー用品を扱う専門店です。

リユース意識の高まりを受けて、中古カー用品の買取依頼は右肩上がりで伸びています。アップガレージは全国の店舗網と専門スタッフの目利き力を活かして積極的に買取を進め、業界最大級の品揃えを実現しました。

現在も新規出店を続けており、2024年にはアメリカ進出も計画中。中古カー用品業界を破竹の勢いで進むのがアップガレージです。

まずは車種と予算、タイヤへのご希望をお聞かせください。膨大な在庫から、希望にぴったり合うタイヤをご用意します。

アップガレージの中古タイヤ保証サービス

アップガレージは中古タイヤの保証サービスをご用意しています。

タイヤ購入時に加入できる保証サービスは、パンクやバーストの強い味方です。1本だけの破損でも4本まとめて交換する気前の良さで、人気を集めています。

アップガレージのタイヤ保証サービスについて詳しくは、以下をご覧ください。

>>アップガレージ タイヤ安心保証

まとめ

新品より数割以上も安く購入できる中古タイヤは、物価高騰の波を受けて注目を集めています。
これからのシーズンに必要になるスタッドレスタイヤも、まず中古タイヤの価格をチェックしてみてください。きっとコスパの良さに驚くはずです。

中古タイヤの購入時は、安全性が保証されたものを選びましょう。中古タイヤ専門店の厳しい検査を通過した、保証サービス付きのタイヤを買うと安心です。

アップガレージは業界最大級のタイヤラインナップが自慢です。どの車にも合うタイヤが、予算内できっと見つかります。

まずはお近くの店舗、もしくはWebからお気軽にお問い合わせください。

>>アップガレージの「近くのて店舗」を探してみる

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