コラム
ホイールナットの種類が知りたい!自分のホイールに合ったナットはこう選ぶ
ホイールを変えたいとき、用意するのは新しいホイールだけ…と思っていませんか?実はホイールをとめるホイールナットは使いまわせないかもしれません。そこで今回はいざ取り付けというときに、ナットが入らない!なんてことにならないために、ホイールナットの種類や選び方まで解説します。
ホイールナットとは
ホイールナットは車体にホイールを固定するためにあるパーツです。車体からボルトが出ているのでホイールの穴を通し、ナットで固定します。クルマメーカー、ホイールメーカーによってナットの形状サイズが異なるため、ホイールを交換する際は確認が必要です。また、他社が開発した車を違うブランドが発売するOEM車(ピクシスメガ・フレアクロスオーバー・ミニキャブバン・ディアスワゴン)は販売元のナットが採用されていますので注意が必要です。
ちなみにナットが使われるのは国産車やアメリカ車で、欧州車はボルトでとめます。これは後ほど解説します。
ホイールナットの種類
ホイールの取付ナットは形状で分けると主にテーパー・平座、平面座・球面座の3種類です。それぞれ取り付ける面の形が異なり、ホイールと合わない場合しっかりと取り付けることができません。
テーパー座
テーパーとは円錐のように先尖りになっている形状のことを指します。この形状はナットを締めるときにずれにくく、ボルトとナットの中心をぴったり合わせることができます。ほとんどの車メーカーや社外ホイールがテーパー座です。テーパーの角度はほとんどが60°です。
適合車メーカー
日産・スバル・スズキ ・三菱・マツダ・ダイハツ 社外ホイール 等
平座、平面座
トヨタ車に多いのが平座、平面座です。この形状は接地面積が広くなるのが特徴です。
適合車種
トヨタ:・プリウス・エスティマ・カローラフィールダー・クラウン・マークX・オーリス
レクサス:IS・HS・SC・GS・RX・NX・CT 等
球面座
ホンダ車に多いのが球面座です。球の直径は12mm、13mm、14mmがあり、ホンダ車は12㎜を採用しています。球面は固定が安定する反面、製造コストがかかることが特徴です。
適合車種
ホンダ:N-BOX・ヴェゼル・フィット・フリード・ステップワゴン・CR-V・N-VAN・N-WGN・N-ONE・シビック等
ホイールナットその他の分け方
ナットには袋型と貫通型があります。
袋型
袋型はボルトが隠れるため見た目がよく、砂やほこりからボルトを守れます。
貫通型
ボルトの長さに関係なく取り付け可能です。また、センターキャップをつける場合には貫通型が使われます。
ホイールナットいつ必要?
例えばトヨタ車の純正ホイールから社外ホイールに変える時、もともと使われていたナットでは形が合わないということが考えられます。そのため新しいホイール購入と同時にナットも買う必要があります。
正しいものを付けないとどうなる?
形が合わないナットを取り付けてしまうと、隙間が空き、しっかりと面で接地しません。そのため緩んできてしまい重大な事故に繋がる恐れがあります。またボルトの変形を引き起こし交換が必要になる可能性も。
ホイールナットはいくら?
ホイールナットは20個数千円~で買うことができます。中古品であれば1500円程度から、新品で高級なものになると2万円弱とピンキリです。迷ってしまったらお店で相談しながら選ぶと良いですね。
選び方
ホイールナットは様々な種類があります。実際選ぶときは形状以外に何を見れば良いのでしょうか。ポイントは3つあります。
本数
ナットの本数は車種によって異なります。4本から6本のボルトが出ているので
4本のホイールを交換する場合は
16個or20個or24個のナットが必要です。ナットは16個入りなどセットで売っているので個数も確認するようにしましょう。
個数の確認方法は目視またはホイールのサイズを見ます。ホイールサイズが 8.5Jx20+38-114.3-5Hと書いてあったら最後の5Hが5穴、つまり1本のホイールを5つのナットでとめるという意味です。
サイズの見方
ボルトに合ったサイズのナットを選ばなければなりません。ナットのサイズ例はM12×P1.5 21 HEX と表します。
M=㎜
12=ネジの直径
P1.5=ネジ山の間隔
21=2面幅
HEX=六角形
この場合12㎜のボルトが採用されている車種で使うことができます。「車種名 ナット」などで調べるとサイズがわかると思います。
素材
ホイールナットはスチール、ジュラルミン、クロモリなどといった素材があり選ぶことができます。
スチールは純正のナットで多く使われています。
ジュラルミンはカラーが様々で、ドレスアップにも向いています。
良く検索されているのがクロモリです。クロモリは強度を求めるカーレース等に使われます。
輸入車の場合
自動車のホイール固定はナット止め方式とボルト止め方式があります。輸入車のほとんどはボルト止め方式です。ホイールを交換するとき、用意しなければならないのはナットではなくボルトというケースがあります。交換前にカー用品やディーラーに聞いてみるのがいいかもしれません。
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ぜひ一度お試しください。
まとめ
今回はホイールナットの種類について解説しました。ホイールをとめるためのナットでもたくさんの種類があり、またドレスアップも楽しめます。ホイールを交換するときはぜひ参考にしてください。わからないことがあったら合わないナットを買ってしまう前に、カー用品の店員さんに相談してみましょう。