コラム
ホイールメーカーのおすすめ10選!種類や選び方のポイントを解説
車のカスタムで一番に取り入れる方が多いのは、純正ホイールから社外ホイールへの交換ではないでしょうか。ホイールを交換するだけで、愛車のイメージがガラリと変わるので人気のドレスアップの一つです。しかし、ホイールメーカーは数多くあるので、どのメーカーのホイールを選べば良いか迷う方は多いです。
そこで今回は、ホイールメーカーおすすめ10選を紹介します。また、ホイールについての法律や規定、ホイールの種類や選ぶ際のポイントについても解説します。ホイール選びは、見た目だけでなく走行にも関係してきます。ホイール選びは慎重に行い、自分のお気に入りのホイールを購入しましょう。
ホイールとは?
ホイールと言えば、どんなパーツか想像できる方は多いでしょう。しかし、ホイールの役割や法律・規則まで分からないという方も少なくありません。ここでは、ホイールの役割、法律や規制について解説します。
ホイールの役割
車のホイールとは、エンジンやモーターの動力源から発生した力によって回転する車軸の力をタイヤに伝えるためのパーツです。ホイールは、ホイール本体の重量や剛性などの性能により、車の加速や停止、コーナリングなどの走行性能、乗り心地などの快適性能が大きく左右されるなど、車を支える重要なパーツの一つなのです。
また、車の外観に占める面積も多いので、印象を大きく左右しています。車のデザインや色などに合わせてホイールを選ぶことで、ドレスアップ効果に期待できます。
ホイールに関する法や規定
ホイールは、ただ好きな物に交換すれば良いという訳ではありません。ホイールを交換する場合には、保安基準に適合するものを取り付けなければなりません。ホイールの保安基準の代表例には、次のようなものがあります。
- フェンダーからはみ出してはいけない
- ホイールにJWL、JWL-T、SAEマークおよび自動車メーカーの表示が必要
- ホイールのサイズ変更に規制はないが、タイヤサイズを考える必要あり
ホイールのフェンダーからのはみ出しは違法です。社外ホイールによっては、そのまま取り付けをするとはみ出すものがありますので注意しましょう。
ホイールにJWL、JWL-T、SAEマークおよび自動車メーカーの表示が無いものは違法です。マークがあるものは、製品規格として合格した証なので安全です。しかし、マークが無いものは、規格に適合していない可能性があり、違法となるので注意しましょう。
ドレスアップとしてホイールのインチアップを行う方が多いですが、サイズ変更に規制はないので問題ありません。しかし、インチアップした際は、タイヤサイズに注意が必要です。扁平率が低いタイヤを装着しなければ、タイヤの外径が変わってしまうので、スピードメーターや走行距離に誤差が出てしまいます。ある程度の誤差は許容範囲で、認められますが大きな誤差は車検に通らなくなるので注意しましょう。
国産ホイールメーカーのおすすめ5選
ホイールメーカーは数多く存在し、メーカーの中でもデザインの違うホイールが多数販売されています。どのメーカーが良いのか分からない方も少なくありません。ここでは、国産ホイールメーカーのおすすめ5選を紹介します。ぜひ、ホイール選びの参考にしてくださいね。
RAYS(レイズ)
レイズは、大阪に拠点を置くアルミホイールメーカーです。モータースポーツへのホイール供給を行っており、国産ホイールメーカーでも1、2を争う有名なメーカーです。レースで得た経験や技術を市販車のホイールにも取り入れており、高品質で高性能なホイールを販売しています。スポーツ系からドレスアップ系まで幅広いデザインのホイールがラインナップされており、どなたにもオススメのメーカーです。
では、レイズのホイールのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- 高品質、高性能、高耐久なホイールが揃っている
- デザインの幅が広い
- レースで培った技術を取り入れている
デメリット
- スポーツ系のホイールが多く、デザインの好みが分かれる
ENKEI(エンケイ)
エンケイは、静岡県を拠点としており、アルミホイールメーカーとして長い歴史のあるメーカーです。国内でも有名なメーカーですが、海外でもその名は有名です。モータースポーツにも供給しており、その技術や経験を取り入れたホイールを製造しています。軽量で高品質、高性能なスポーツ系のホイールを求める方にはおすすめです。
では、エンケイのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- モータースポーツでの技術や経験を取り入れたホイールを取り扱っている
- 軽量で高品質、高性能なホイールが手に入る
- 有名メーカーで安心感がある
デメリット
- スポーツ系が多いので、デザインの好みが分かれる
Weds(ウェッズ)
ウェッズは、東京に本社を置くアルミホイールメーカーで、スーパーGTのメインスポンサーとなっている事でも有名です。ハイパフォーマンス用のホイールからワゴンやミニバン、軽自動車など様々なタイプのドレスアップ向けのホイールのラインナップが揃っているのが特徴です。
では、ウェッズのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- アルミホイールのラインナップが豊富
- レースで培った技術や経験が生かされたホイールを製造している
- スポーツ系やドレスアップ系など多様なカスタムに対応できる
デメリット
- デザインの好みが分かれる
SSR
SSRは、大阪に本社があり、株式会社タナベが所有するアルミホイールのブランドです。「純正品や量産品では絶対に手にできないパフォーマンス」を掲げており、世界中のニーズのツボをおさえたホイールを製造しています。メッシュタイプのホイールは、美しさと存在感のあるホイールが特徴です。
では、SSRのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- パフォーマンス性能が高いホイールを製造している
- 国内のみならず海外でも人気がある
- メッシュタイプのホイールのデザインが美しく、存在感がある
デメリット
- メッシュタイプはデザインの好みが分かれる
- 深リムのホイールは、はみ出す可能性がある
WORK(ワーク)
ワークは、大阪で設立されたアルミホイールメーカーです。スーパーGTやD1などカーレースへのホイール供給を行っており、知名度はトップクラスです。ホイールメーカーでは珍しい「オーダーメイド」のホイール製作プランを展開しています。そのため、自分だけのオリジナルホイールを作製することが可能なのも魅力の一つです。
では、ワークのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- オーダーメイドでホイール製作ができる
- レースで培った技術や経験を生かしたホイールを製造している
- 高品質、高耐久、軽量の揃ったホイールが購入できる
デメリット
- スポーツ系が多いので、車両によってはホイールが合わないこともある
- デザインの好みが分かれる
海外ホイールメーカーのおすすめ5選
ホイールを選ぶ上で、海外メーカーも視野に入れると良いでしょう。ここでは、海外ホイールメーカーおすすめ5選を紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね。
BBS
BBSは、ドイツ発祥の自動車部品メーカーです。鍛造アルミホイールの製造などは、日本に本社があるBBSジャパンが担っています。F1やスーパーGTにホイール供給を行っており、知名度は高いです。ハブからリムに向かって伸びる細長いスポークを織り交ぜたデザインは、BBSの特徴といえます。
では、BBSのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- 高品質で軽量なアルミホイールが揃っている
- デザイン性が高く、様々な車にマッチする
- 知名度が高く安心
デメリット
- 価格が高い
- SUV系には向いていない
KMC
KMCは、アメリカのアルミホイールメーカーです。無骨なビードロックを模したデザインが多く、ホイールの大半がSUVやオフロード車用となっています。しかし、SUV用ホイールをセダンに使用したりするカスタムも多く、工夫次第でオリジナリティのあるカスタムができるといえます。
では、KMCのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- 無骨なデザインが力強さを表現している
- SUVやオフロード車のホイールが揃っている
デメリット
- SUVやオフロード車以外のホイールがあまりない
- デザインの好みが分かれる
OZ Racing
OZ Racingは、イタリアを代表するメーカーです。レース用のハイパフォーマンスホイールを手掛けたりしています。F1やWRC、ル・マン、インディなどのモータースポーツで、トップチームから指名されるほど性能が高いのが特徴です。市販車では、フェラーリやランボルギーニ、ロータスなど多くのスーパーカーのメーカーが純正ホイールとして採用しています。
では、OZ Racingのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- 高性能、ハイパフォーマンスのホイールが購入できる
- スーパーカーの純正ホイールとして採用されている安心感
- スポーツ系やSUV系など幅広く展開している
デメリット
- 価格が高い
- デザインの好みが分かれる
Rohana(ロハナ)
ロハナは、アメリカのホイールメーカーです。ラグジュアリースポーツカー向けのホイールが多く、スポークへの入り組んだ切削加工のデザインが特徴です。オーダーメイドでの作製も可能です。
では、ロハナのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- オーダーメイドで製作が可能
- ハブからリムへ伸びる入り組んだスポークにより迫力がある
デメリット
- デザインの好みが分かれる
- 乗用車向けのドレスアップホイールが少ない
HRE
HREは、アメリカのホイールメーカーです。直線的かつ入り組んだデザインのホイールが特徴です。モダンなエッジスポークからクラシックを取り入れたものまで様々なデザインがあり、多くの車にマッチします。
では、HREのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- デザインの幅が広く、多くの車にマッチする
- 直線的かつ入り組んだデザインが迫力がある
- スポークホイールが好きな方には向いている
デメリット
- デザインの好みが分かれる
- スポークホイールが苦手な方には向いていない
ホイールメーカーを選ぶ際のポイント
ホイールメーカーは数多くあるので、迷う方は多いでしょう。ここでは、ホイールメーカーを選ぶ際のポイントについて解説します。
最も重視する点を決める
まずは、自分が最も重視する点を決めましょう。例えば、サイズが合う、価格、性能、耐久性、ルックス.....など、重視する点は人それぞれです。自分の重視する点が決まれば、そこからホイールメーカーを絞って探していきましょう。
中古か新品か決める
ホイールは、高価なパーツなので新品か中古のどちらを購入するかを決めましょう。新品は、傷もなく綺麗ですが高価なので、少しでも価格が安い中古を探すのも一つの手です。
しかし、中古は状態が悪い場合もあるので、購入前にしっかり確認しましょう。
国産か海外製か決める
ホイールメーカーには、国産と海外の2つありますが、どちらを選ぶか決めましょう。国産と海外製では、金額やデザインなどの違いがあるので、自分の好みの方を選びましょう。
プロの意見を聞く
ホイールは、デザインだけで決めるのは注意が必要です。購入したが、フェンダーからはみ出したり、ブレーキに干渉したりとトラブルが発生する可能性があります。トラブルを未然に防ぐためにもプロに相談するのがオススメです。プロは、ホイール交換などのカスタムに詳しいので、どれが装着可能か教えてくれます。ホイールは高価なパーツなので、プロに相談しながら慎重に検討しましょう。
まとめ
今回は、ホイールについての法律や規則、ホイールの種類、おすすめのホイールメーカー10選、選ぶ際のポイントについて解説しました。
ホイールメーカーは、国産、海外製合わせると数多くあり、デザインも様々です。どれを選べば良いか迷うのも無理はありません。ホイール選びの第1歩は、自分が最も重視する点を決めることです。それから、国産か海外メーカーかを選びましょう。今回紹介したメーカー10選は、どれもおすすめで安心できるメーカーです。
ホイール選びで迷ったら、プロに相談しながら選ぶと良いでしょう。プロは、取り付け後のことや取り付けた時の車の見た目など、様々な知識や情報を持っています。安心してお気に入りのホイールを選ぶために、プロに相談しながら慎重に購入してカスタムを楽しみましょう。