コラム
チタンマフラーの人気の理由とは?メリット・デメリットからおすすめ商品まで
マフラー交換は、車のチューニングやドレスアップ目的で取り入れられる定番のカスタムです。マフラーの素材には、スチールやステンレス、チタンやカーボンなどさまざまな素材が使用されています。その中でも、チタンのマフラーは非常に人気のあるマフラー素材の一つです。それぞれの素材で特徴が異なりますが、なぜチタンマフラーが人気なのかご存知でしょうか。
今回は、チタンマフラーが人気の理由や特徴、メリット・デメリットなどについて解説します。併せて、おすすめのチタンマフラーも紹介するので、マフラー選びの参考にしてください。
チタンマフラーの特徴
マフラーには、チタン、スチール、ステンレス、カーボンなどさまざまな素材が使用されています。それぞれの素材に特有の特徴があり、見た目や音などの違いがあります。チタンは、航空機器や医療品、スポーツ用品など幅広い分野で使用されています。
ここでは、チタンマフラーの特徴について解説します。
軽い
チタンマフラーは他の素材で製作したマフラーと比較すると、非常に軽量です。例えば、スチールやステンレスで同じサイズのマフラーを製作した場合、チタンマフラーは約6割程度の軽さになります。マフラーが軽くなると、車両全体の重量の軽量化にも繋がります。
強度がある
チタンマフラーは、強度が高く素材自体が硬いという特徴があります。そのため、マフラーの厚みを薄くすることができるので、先程の軽量化にも繋がってきます。スチールマフラーなどと比べると、強度の違いが分かりやすいでしょう。
サビに強い
チタンは、サビに強い素材としても有名です。チタンは非常に安定した素材のため、自己修復力があるほどです。錆びにくいとして知られるステンレスより錆びにくく、海水中でも白金の次に錆びにくいとされています。錆に強いチタンは、マフラーの排気漏れなどが起きにくく、長い期間使用することができます。
音がいい
チタンマフラーは、ステンレスやスチールなどのマフラーなどと比べると、甲高く乾いた音になりやすく、音が良いと言われています。レースで走行している車両のような、スポーティーな音が好みの人に向いているでしょう。
パフォーマンスの向上
チタンマフラーは、ノーマルマフラーと比べると重量が約半分~6分の1ほどになるので、車両重量の軽量化ができます。重量が軽量化されることで、コーナリングや直進時のスピード、加速な力強さなどさまざまなパフォーマンスに繋がるでしょう。
また、高出力車両などに対応するために、チタンマフラーを装着することで耐久性も向上します。
マフラーをチタンにするメリット
チタンマフラーの特徴を解説しましたが、メリットはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは。チタンマフラーに交換するメリットについて以下で解説します。
パワーアップできる
純正マフラーからチタンマフラーに交換すると、浄化能力より車両のポテンシャルを引き出すことや音などを重視するため排気効率が良くなり、パワーアップが見込めます。特に、中回転から高回転の伸びが良くなるので、加速感が増したり高速走行が楽になります。スポーツ走行やサーキット走行をする人にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
車両性能向上
チタンマフラーは素材が軽量なため、マフラー自体の重量も軽量になります。そのため、純正マフラーからチタンマフラーに交換することで、車両重量が軽くなります。車両の軽量化は、加速度アップやコーナリング性能の向上など車両性能アップに繋がります。
また、車両後端のサイレンサーやテールパイプが軽量化することで、コーナリングに影響する慣性重量を減らすことができるのです。
焼き色が魅力的
チタンはヒートグラデーション(焼き色)といわれる、独特の美しい色合いが出てきます。この見た目の美しさがチタンマフラー最大のメリットです。ステンレスやスチールにはない、7色に輝くような色合いのテールエンドは、見る人を魅了するといっても過言ではありません。この色合いは塗装ではないので、マフラーの酸化被膜の厚さが変わらない限り美しさが長続きします。
マフラーをチタンにするデメリット
チタンマフラーにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
以下でチタンマフラーに交換するデメリットを解説します。
加工しにくい
チタンは、スチールやステンレスと異なりアーク溶接や半自動溶接はできず、TIG溶接などの特殊な機材でなければ溶接ができません。チタンに熱を加えると硬化するため、曲げたりする加工に向いておらず、細かい溶接を行いカーブの部分を作り出す必要があるなど非常に手間がかかり加工しにくいのがデメリットです。
割れやすい
チタンは熱が入ると硬化するため割れやすくなります。マフラーは、高音の排気ガスが流れる通路なので、硬化が進んだチタンマフラーは走行時の振動で溶接部分などの力が加わりやすい部分にひび割れ(クラック)が入り、排気漏れになる可能性があります。排気漏れを起こすと、音が大きくなったりトルクが下がる原因となってきます。
高価
チタンは、スチールやステンレスより加工が難しく素材自体の価格が高いため、チタンマフラーは非常に高価になります。エキゾーストマニホールドからテールエンドまでチタンのフルエキで交換する場合は、数十万円となりかなりの高額になります。そのため、サイレンサーとテールエンドのみやマフラーカッターのみで、比較的購入しやすい価格で最大限のドレスアップ効果やチューニング効果が期待できる製品が多く販売されています。
人気のチタンマフラーをご紹介
ここでは、人気のチタンマフラーを紹介します。
チタンマフラー選びの参考にしてください。
TRUST GReddy スーパーストリートチタン
グレッディマフラーで定評のあるストレート構造を採用し、高いパフォーマンスを追求したフルチタンマフラーです。厚さが1mmの薄さで製作されており、大幅な軽量化や車の性能アップに繋がっています。高い技術で施されたTig溶接で、高強度かつ見た目の美しさにも拘っており、全車種車検対応で加速騒音規制にも対応しています。
BLITZ NUR-SPEC F-Ti
車種別専用設計のオールチタン製エキゾーストシステムです。種類によっては約4,7kgと超軽量で、熱による影響を最小限に抑え、耐食性に優れたハイスペックモデルです。純正マフラーのバルブ用アクチュエーターを使用することで、通常の音量は抑えつつ、バルブ解放時に大迫力のエキゾーストサウンドを堪能することができます
「交換用マフラーの事前認証制度」に適合したモデルと競技車両専用(車検非対応)があるので、購入時には注意しましょう。
GANADOR Vertex Sports
ガナドールのオールチタニウム製のマフラーです。超軽量化されたチタンマフラーは、車全体の運動性能やコーナリング性能の向上に繋がります。車種別の専用設計なので、その車種のポテンシャルを最大限に発揮でき、後ろからの見た目も美しくなるよう計算されています。
柿本改 Class KR
テールエンドは、チタンの焼け色を出すための特殊コーティングテール(特許取得)をしており、性能・音・ルックス(品質)の3拍子揃ったマフラーです。ステンレス素材でありながら美しいチタンの焼き色を表現し、柿本改エキゾーストの代名詞ともいえる「二重ディフューザーテール」の採用により、リア周りのルックスと柿本ならではのサウンドにこだわりを持っています。新規制に対応しつつ、全域でパワーとトルクアップ・音質の向上を実現しています。
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まとめ
今回は、チタンマフラーの特徴やメリット・デメリット、人気のチタンマフラーについて解説しました。チタン特有の美しいグラデーションの焼き色は、多くの人を魅了しています。チタンマフラーはステンレスやスチールより軽量かつ高耐久で錆に強く、音質が乾いた甲高い音になるため、非常に人気の高いマフラーです。
また、チタンマフラーに交換することで、車両重量の軽量化になり、車両の運動性能が向上、排気性能の向上によるパワーアップなども見込むことができます。しかし、チタンマフラーは非常に高価で、ステンレスやスチールほど熱に強くなく割れやすくなってしまう点には注意しましょう。
今回紹介したマフラーは、有名メーカーの車検対応マフラーなので、ぜひ参考にしてみてください。自分の好みのチタンマフラーに交換して、ドレスアップ・パワーアップ・車両の性能アップなどを手に入れましょう。