コラム
ルーフキャリアのメーカーおすすめ5選!種類や選び方について解説
キャリアの選び方 ルーフキャリア-コピー車の屋根に取り付けることで、さまざまな荷物を運ぶことができる「ルーフキャリア」はとても便利です。屋根に荷物を収納すれば、室内を広々と使用できるので、ドライブや旅行、アウトドアなどがより快適になります。しかし、購入をしようと思っても、メーカーや取り付け方、積載できる荷物の種類など数多くのルーフキャリアがあり、迷ってしまうのも仕方ありません。
そこで今回は、ルーフキャリアのおすすめ7選を紹介!取り付け方や選び方についても解説します。自分の使用用途を考え、最適なルーフキャリアを選びましょう。
ルーフキャリアとは?
ルーフキャリアという名前を聞いたことがある方は多いでしょう。その役割は知っていても、規定までは知らないという方は少なくありません。ここでは、ルーフキャリアの役割や法律・規定について解説します。
ルーフキャリアの役割
ルーフキャリアの役割は、車の屋根に荷物を載せるための荷台のようなものです。車内ではなく車外に取り付け、車の屋根に荷物を固定できるので、車内が広く使用でき快適性が向上します。大きな荷物やサーフボード、スノーボードやスキー板、自転車などの荷物を載せることができるので、アウトドアを楽しむ方には最適なツールといえますね。
ルーフキャリアに関する法や規定
ルーフキャリアに関する規定は、はみ出しに関するものです。日本の道路交通法では積載物のはみ出しについて施行規則で規定されており、「長さは車両全長の10分の1、高さ3.8m(軽自動車は2.5m)、幅は超えないこと」となっています。例えば、軽自動車は全長3.4mなので、前方または後方にはみ出しが可能な長さは34cmとなります。また、軽自動車の幅は1.48mなので後方にキャリアを取り付ける場合、長さ1.48mを超えるような自転車等は積載できません。
他にも、ハンドル操作の妨げ、ミラーで後方確認できないもの、ナンバー灯や制動灯・方向指示灯・尾灯・反射鏡などが視認できない積載方法も法律で禁止されています。
制限を超える積載をしなければならない時は、最寄りの警察署で「制限外積載許可申請」を行うことで長さ10分の5(前後とも10分の3以上のはみ出し禁止)、幅1m(左右とも0.5m以下)の範囲内で許可を受けることができます。また、規制外貨物の運搬にあたっては、30cm四方の赤い布、夜間は赤の灯火を設置する義務があります。
ルーフキャリアの仕組み
ルーフキャリアの仕組みはご存知でしょうか?ルーフキャリアは、大きく分けて「ベース」と「アタッチメント」の2つのパーツからできています。それぞれどのような役割か解説します。
ベース
ベースキャリアは、アタッチメントを取り付けるために必要な「バー(金属棒)」のパーツで、車の屋根に取り付けて固定して使用します。ベースは、さらに、アタッチメントを取り付ける上部の「バー」、車体本体に取り付ける土台となる「フット」、フットを取り付ける金具の3つのパーツで構成されています。
アタッチメント
アタッチメントは、ベースキャリアに置く荷台部分のことです。荷物を入れるためのものだけでなく、自転車用やスキー・スノーボード用、サーフボード用などさまざまなタイプがあります。ベースキャリアがあれば、アタッチメントを交換して使用できるので、自分の用途に応じてアタッチメントを変更しましょう。
ルーフキャリアの選び方
どの様な点に注意してルーフキャリアを選べば良いのでしょうか?ルーフキャリアを選ぶ時の注目ポイントを解説します。
①ベースキャリアを選ぶ
まずは、ベースキャリアを選びましょう。ベースキャリアのバーには、断面がスクエア状のものや楕円に近い流線型などの形や、荷物の積載機能を向上させたバーなどがあります。好みのベースキャリアのバーの形状のものを選びましょう。
一般的にスクエア状のものが多く、使いやすく親しみやすいタイプです。安価なものが多く、リーズナブルに取り付けしたい方におすすめです。
流線型のものはデザイン性が高く、見た目をすこしおしゃれにしたい方に適しています。低い位置に設置できることから、車高をあまり高くしたくない方にもおすすめです。
②目的に合わせたアタッチメントを選ぶ
アタッチメントは種類があり、自分の目的や用途に合わせたものを選ぶようにしましょう。アタッチメントの種類は、「ルーフボックス」「ルーフラック」「サイクルキャリア」「スキー・スノボキャリア」「サーフキャリア」「カヤックキャリア」などがあります。
ルーフボックスは、大量の荷物を載せることが可能なので、キャンプやBBQなどのアウトドア目的の方におすすめです。ボックスタイプのため、雨や雪などから荷物を保護できるのもメリットです。
ルーフラックは、棚のような形をしたアタッチメントで、ネットやベルトで荷物を固定して使用します。クーラーボックスやテントなど大型の荷物を載せる時に役立ちます。
サイクルキャリア、スキー・スノボキャリア、サーフキャリア、カヤックキャリアはその名の通り、自転車、スキー・スノボ板、サーフボード、カヤックを運ぶためのアタッチメントです。車の屋根に載せるため室内が広く活用でき、帰り道でも雪や水で車内が濡れる心配がないのがメリットです。
このように、多くのアタッチメントが用意されているので、自分の用途に応じて購入しましょう。
③車に適合するか確認
メーカーのHPに「車種別適応表」という項目があるので、そこで自分の車に適合するか確認しましょう。車種によって取り付け可能なものが異なります。確認をしておかないと、「購入後に取り付け不可だった...」なんてことにならないように注意しましょう。
また、ベースキャリアとアタッチメントは同じメーカーのものを選ぶようにしましょう。違うメーカーの場合、装着できないなどの問題が起こる可能性があるので、できるだけ同じメーカーで揃えましょう。
ルーフキャリアメーカーのおすすめ5選
ルーフキャリアは、多くのメーカーが出しているのでどれを選べば良いか迷いますよね。それぞれのメーカーで特徴や違いがあるので、しっかり抑えておく必要があります。ここでは、ルーフキャリアメーカーのおすすめ5選を紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットも併せて解説しますので参考にしてください。
Terzo(テルッツォ)
テルッツォは、自動車部品や自動車用品を製造・販売しているメーカーです。特に、ルーフキャリアに注力して販売しており、幅広い車種に対応したルーフキャリアをラインナップしているのが特徴です。普通車やSUV、オフロード車のみでなく軽自動車に対応したルーフキャリアがあるので、軽自動車で取り付けしたい方におすすめです。
テルッツォのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
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デメリット
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イノー(inno)
イノーは、国内の大手カー用品メーカー「CARMATE(カーメイト)」が展開するキャリアブランドです。アタッチメントやオプション類のラインナップが多く、多数の国産車や輸入車に対応しています。リーズナブルな価格のものが揃っており、使用用途に合ったものが購入できると人気の高いメーカーです。
イノーのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
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デメリット
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スーリー(Thule)
スーリーは、スウェーデンにある世界最大のカーキャリアメーカーです。デザイン性や品質の高さが特徴で、海外メーカーの車に合うものが多く展開されています。ヨーロッパで盛んなサイクルスポーツやウォータースポーツ専用のアタッチメントが豊富なのも特徴です。
国産車にも多く対応していますが、海外メーカーなので、日本専売の車種や軽自動車などには対応していない場合もあります。テルッツォやイノーと比べると、価格が少し高い傾向があります。
スーリーのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
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デメリット
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CURT
CURTは、ヒッチメンバーを多く取り扱うアメリカのブランドのルーフキャリアです。シンプルなデザイン性と高い強度が魅力で、クロスバーは丸型、スクエア型、楕円型に対応しています。ツーピース構造なので簡単に取り付けることができるというメリットがあります。比較的価格が安いものが多いので、人気の高いメーカーです。
CURTのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
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デメリット
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ツールズアイランド
ツールズアイランドは、車やバイクのメンテナンスに必要な工具やアシスト工具などを手がけているメーカーです。質の高い工具の評判が良いですが、ルーフラックも多くのユーザーから高い評価を受けています。組み立てや取り付けが簡単なものが多く、マットブラックのスタイリッシュなデザインがどんな車にも合うと好評です。
ツールズアイランドのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
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デメリット
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まとめ
今回は、ルーフキャリアの役割や規定、選び方、おすすめメーカー5選などについて解説しました。ルーフキャリアは、大きな荷物や多くの荷物を運ぶ時にとても便利なものです。しかし、積載物のはみ出しに関する規定などがあるので、荷物の大きさには注意しましょう。
ルーフキャリアにも種類があり、自分の車に取り付け可能なもので、好きなデザインのものを選びましょう。
ルーフキャリアを取り付けると、車内が広く活用でき、快適にアウトドアが楽しめます。ぜひ今回のおすすめメーカーを参考にしてみて、自分に合うルーフキャリアを見つけてくださいね。