コラム
カーナビメーカーのおすすめ6選!選び方のポイントを解説
カーナビは、ルート案内や目的地までの所要時間を表示してくれるなど、便利なアイテムですよね。しかし、どこのメーカーのカーナビを選んだら良いか分からない方は多いでしょう。多くのメーカーからカーナビは発売されており、メーカーによって特徴や機能などが異なります。また、価格がピンからキリまであり、どうすれば良いのか.....。
そこで今回は、カーナビメーカーおすすめ7選とカーナビを選ぶ際のポイントなどについて解説します。カーナビは選ぶモデルにより性能や価格などが異なりますので、今回紹介するメーカーをぜひ参考にして、自分に合うカーナビを見つけましょう。
カーナビとは?
カーナビとは、カーナビゲーションシステムの略称です。普段「カーナビ」や「ナビ」と呼んでいる方は多いのではないでしょうか。カーナビは、どんな機能を持っているのでしょうか。また、カーナビの規定や法律などはあるのでしょうか。ここでは、カーナビの役割や規定などを解説します。
カーナビの役割
カーナビの役割は、人工衛星等を利用し「自分の現在位置を確認や目的地までのルート案内」、「GPSや道路状況(渋滞状況や交通状況)」、「地図情報などをもとに経路案内や所要時間を表示してくれることです。ドライバーは、画面上に映し出された地図で目的地までの道順や時間を確認することができます。
しかし、時間の経過と共に道路が新設されたり、建物が新たに建設されたりします。古い地図のままであれば、カーナビの地図上では海の上や山の中を走行したり、道なき道を走行したりする場合があります。また、目的地住所が地図上に記録されていない場合は、その付近までしか案内がされません。
このような事を防ぐためにも、定期的な地図データの更新が必要になります。
最近のカーナビは、携帯電話とBluetooth接続をすれば、音楽再生やハンズフリー機能が利用できたりと便利な機能が多く付いています。ナビ機能だけでなく、走行中にテレビやDVDが見れるカーナビも人気が高く、高級車であれば車種専用のアプリがカーナビにインストールされているものもあります。
カーナビに関する法や規定
カーナビに関する法律といえば、「ながら運転」を規制している「道路交通法第71条第5号の5」が当てはまります。走行中にナビ操作をしたり、テレビを視聴するという行為がながら運転の罰則対象となる可能性があるのです。
カーナビの地図やテレビを注視することは、認められていないからです。
注視とは、「注目して見る」や「じっと見つめる」といった状態を表しますが、法律では何秒以上見てはいけないという記載はありません。しかし、車の速度が出ている時は、数秒だけでもよそ見をすると、車は数十メートル進みます。運転中に画面を注視して、「道路における交通の危険を生じさせた者」と判断されれば、1年以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられます。
※参考<道路交通法第117条の4第1号の2>
このように、運転中にカーナビの操作をしたり、テレビを見たりする行為は、危険で処罰の対象となるので注意しましょう。
カーナビの種類①取付方法
カーナビと一言でいっても、多くの種類があります。ここでは、カーナビの種類でも、取り付け方法の違いについて見ていきましょう。
インダッシュ型
一般的に多くの車に取り付けられているカーナビは、「インダッシュ型」に当てはまります。インダッシュ型とは、カーナビがダッシュボード内に取り付けられ、CDやDVDの挿入口も内蔵されており、配線も収納されているものです。表から見えるのは、カーナビの画面と周りのスイッチ類だけなので、見た目がスッキリしており、スタイリッシュな内装を好む方にオススメです。
オンダッシュ型
オンダッシュ型とは、カーナビがダッシュボードの上に取り付けられているもののことです。ダッシュボードの上に取り付けるものでポータブル型がありますが、オンダッシュ型は取り外しが簡単では無いという違いがあります。
モニターの大きさは、インダッシュ型と同じぐらいのサイズのモニターがありドライバーの目線に近い位置に取り付けするので、見やすさはオンダッシュ型に軍配があがります。オンダッシュ型は、周りに枠などが無いため、サイズの上限がありません。また、指定車種しか取り付けられないといったことがないのも、オンダッシュ型の魅力です。
カーナビの種類②記憶媒体
カーナビには、地図データや音楽データなどを記憶する記憶媒体が必要です。カーナビの種類分けでは、記憶媒体でもタイプ分けをすることができます。では、それぞれタイプ別に見ていきましょう。
メモリータイプ
メモリータイプの記憶媒体には、SDカードが利用されることが多いです。現在、据え置きのカーナビの記憶媒体は、ほとんどがメモリータイプとなっています。メモリーの増減が可能で、価格が安いという特徴があります。お手頃でカーナビを利用したい方はメモリータイプがオススメです。
HDDタイプ
HDDタイプは、ハードディスクを記憶媒体としており、大容量であることが特徴です。パソコンなどでもHDDは利用されており、容量をあまり気にすることなく記憶させることができますが、表示速度が遅いというデメリットもあります。お手頃価格で、音楽や動画などを車でたくさん楽しみたいという方にオススメです。
SSDタイプ
SSDタイプは、処理の速度が速くカーナビの立ち上がりも早いことが特徴です。SSDはパソコンなどでも使用されており、記録媒体としての価格は高くなりますが、ストレスなくサクサクと操作ができることが最大の魅力といえます。多少価格が高価でも、高品質な製品を求める方にオススメです。
DVDタイプ
DVDタイプは、HDDタイプが登場する前に活躍していたタイプです。DVDナビの容量は、片面1層で4.7GB、片面2層で8.5GBでした。当時は、このDVDナビが、大容量・高機能ナビとして活躍していました。現在は、DVDナビからSDタイプやHDD、SSDタイプに切り替わっています。
カーナビの種類③製造メーカー
カーナビは、製造メーカーでも種類を分けることができます。では、製造メーカーでの分類を見てみましょう。
純正
純正のカーナビとは、新車の製造工場やディーラーで取り付けるカーナビのことです。純正ナビは、「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」の2種類が存在します。
メーカーオプションのカーナビは、新車専用で作られているため、新車の内装との親和性は完璧です。また、保証期間も3年に設定されているものが多く、万が一故障した場合でも安心できます。ただし、新車購入時にのみ取り付けが可能な点には注意が必要です。
ディーラーオプションのカーナビは、ディーラーが販売・取り付けを行っているカーナビです。保証期間が長く、ディーラーの値引きがしやすいというメリットがあります。しかし、内装とのマッチングや専用という訳では無いので、メーカーオプションのカーナビと比べると見劣りすることもあります。
純正以外
純正以外のカーナビは「社外カーナビ」と呼び、購入した車のメーカー以外が販売しているカーナビのことです。
純正カーナビより価格が安いものが多いのが一番のメリットで、純正カーナビをしのぐ高機能なモデルのものも多く存在します。また、車を乗り換えた場合でも社外カーナビの場合は、次の車でも引き続き使用できるといったメリットがあります。保証期間は、1年程度のものが多いですが、価格や機能のバランスを考え、自分に最適なカーナビを見つけたいという方にはオススメです。
人気カーナビメーカーのおすすめ6選
カーナビメーカーは、様々ありどれを選べば良いか悩みますよね。ここでは、人気のカーナビメーカーのおすすめ7選を紹介します。ぜひ、カーナビ選びの参考にしてくださいね。
アルパイン
アルパインは、カーナビやカーオーディオ、カーAV機器を多数取り扱うメーカーです。アルパインのカーナビは、それぞれの車種別の専用ナビとなっており、車内のインテリアとの相性は抜群で、すっきりと収まることが特徴です。
また、画面のみが前に出て浮いたように設置する「フローティング構造」の大画面が採用され、個性的な製品が多く人気のあるメーカーです。アルパインのカーナビといえば、大画面の「ビッグX」が有名ですね。画面が11インチあるので、地図がとても見やすく、テレビやDVDの視聴にも最適です。
何より、品質や技術の高さから海外での評価も高く、以前はランボルギーニの純正オーディオとして採用されていました。
では、アルパインのカーナビのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- 車種専用設計ですっきり収まる
- 大画面のカーナビもあり見やすい
- 高品質、高機能のカーナビを取り扱っている
- 後席用のモニターも取り扱っているので、ミニバンなどの大きい車でも快適に過ごせる
- 地図データが3年間更新無料できる
デメリット
- 大画面ナビなどは価格が少し高め
- 全ての車の専用設計がある訳では無い
パイオニア
パイオニアのカーナビは、「カロッツェリア」という名称に変更になりました。カロッツェリアのカーナビは、「サイバーナビシリーズ」と「楽ナビシリーズ」の2ブランドに分かれています。
サイバーナビシリーズは、世界初のGPSカーナビゲーションを発売しており、最先端の機能が搭載されているのが特徴です。ラインナップは、7型~9型、車種専用設計は10型のみの設定です。また、NTTドコモの「docomo in Car Connect」が搭載されており、利用料金が発生しますが車内でYouTubeの再生が可能となっています。
楽ナビシリーズは、最新の技術や機能を取り入れながら、求めやすい価格設定になっています。操作性に優れていることが特徴の楽ナビは、7型~9型のラインナップがあります。複雑な操作をすることなく目的地設定やオーディオの設定などができるため、ストレス低減になりますね。
では、パイオニアのカーナビのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- 2ブランドから自分の求める性能や価格のものを選べる
- サイバーナビは、高機能で専用設計の大型画面のカーナビがある
- 費用はかかりますが、YouTubeなどが車内で見放題
- 楽ナビは操作性が良いので使いやすい
- 楽ナビは求めやすい価格ですが、機能は充実している
デメリット
- サイバーナビは価格が高い
- 楽ナビは、音質が良いとは言えない
ケンウッド
ケンウッドのカーナビは「彩速ナビ」という名称で、音質と画質の良さが特徴です。高画質で高速レスポンスを生み出す技術、ドライバーの気持ちに寄り添った機能が充実しています。カーオーディオでも有名なケンウッドなので、カーナビの音質も良く、生に近い音源を車内で楽しむことができます。
画質や音質にこだわる方は、ケンウッドのカーナビがオススメです。
では、ケンウッドのカーナビのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- 画質と音質がとても良い
- 高速レスポンスでストレスなく操作できる
- 比較的価格が安めなので購入しやすい
デメリット
- ナビ機能が他社と比べて少し劣る
パナソニック
パナソニックのカーナビは、「ストラーダ」という名称で販売されています。なんと、ブルーレイ再生に対応しています!画質がとても綺麗なので、画質にこだわる方や、ブルーレイを見たい方にオススメです。ストラーダは、オンダッシュ型を採用しており、画面サイズに決まりなく設置できます。そして、フローティング機構を採用することで、画面を自由な方向へ向けることができるという特徴もあります。
パナソニックは、ポータブルナビの「ゴリラ」も販売しています。ゴリラは、シンプルなポータブルナビで、価格が安いのが魅力です。
では、パナソニックのカーナビのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- ブルーレイが再生できる
- 画質がとてもきれい
- オンダッシュ型なので画面サイズが自由に選べる
- ゴリラは、シンプルかつ安価でナビ機能だけ必要な方に最適
デメリット
- 音質は他社より少し劣る
- オンダッシュ型なので、すっきりさせたい方には不向き
デンソーテン
デンソーテンは、「イクリプス」という名称でカーナビを販売しています。イクリプスは、価格が安く、純正ナビとして採用されることも多いメーカーです。特に、トヨタの純正ナビとして多数採用されているので、初めてのナビ選びでも安心です。
では、デンソーテンのカーナビのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- 価格が安い
- 純正ナビとして採用されているので安心感がある
- ドライブレコーダー内蔵タイプがある
デメリット
- 音質はあまり良くない
- 低価格帯なので、容量が少なく、自動地図更新がなかったりする
- サイズ展開が少ない
三菱電機
三菱電機は、サウンドナビの「ダイヤトーン」という名称のカーナビを販売しています。音質に注力しているナビなので、音質はとても繊細です。音質調整機能が充実しており、使いこなすのが少し大変なほどです。音質に注力している分、ナビゲーションシステムの方は、他社より劣っています。ナビゲーション機能より音質にこだわる方にオススメです。
では、三菱電機のカーナビのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- 音質がとても良い
- 音質調整機能が充実している
デメリット
- ナビゲーション機能が他社より劣っている
- カーナビのラインナップが少ない
カーナビメーカーを選ぶ際のポイント
今回紹介したカーナビメーカーだけでも6社あります。多くのメーカーから最適なカーナビを選ぶのは、少し難しいかもしれません。ここでは、カーナビメーカーを選ぶ際のポイントについて解説します。紹介するポイントを抑えて、難しいカーナビメーカー選びの参考にしてください。
最も重視する点を決める
まずは、最も重視する点を決めましょう。例えば、取り付けやすさ、サイズが合う、価格、操作性、性能、ルックス.....など、メーカーや種類によって異なります。何を重視するかによって選ぶカーナビが変わりますので、自分が求めるものを明確にしておきましょう。
中古か新品か決める
カーナビは、新品か中古かで金額が大きく変わってきます。大画面ナビであれば新品は高価なので中古で価格を抑えるという手もあるでしょう。しかし、ポータブルナビのような小型のナビであれば新品もお手頃価格で販売されているので、新品の方が良いかもしれません。新品にこだわりがある方は新品、こだわりが無く少しでも安く抑えたい方は中古を選ぶと良いでしょう。
プロの意見を聞く
どのカーナビを選べば良いか分からない場合は、プロに相談しながら購入しましょう。プロは、メーカーの得意な部分やカーナビの特徴などを知っているので、自分に合うカーナビを探してくれます。一度購入したら、すぐに買い換えるものではないので、よく検討して購入しましょう。
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ぜひ一度お試しください。
まとめ
今回は、カーナビの役割や法律、カーナビの種類、おすすめのカーナビメーカー6選、選ぶ際のポイントについて解説しました。
現在のカーナビはナビゲーション機能だけでなく、様々な機能を搭載しておりドライブが楽しくなりますね。カーナビには種類があり、どれを選べば良いか迷うはずです!そんな方に、ナビメーカー6選で紹介したメーカーは、おすすめです。カーナビに対して、注力している部分は異なりますが、それぞれのメリット・デメリットを加味して選ぶと良いでしょう。
また、自分で選ぶのが難しい場合は、プロに相談しましょう。ナビは一度購入したらすぐ買い換えるというものでもないので、慎重に選ぶ必要があります。プロは色々な情報や経験を持っており、相談しながら選び、自分に最適なカーナビを購入しましょう。