タイヤの組み換えとは？交換や脱着との違いや作業内容について

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タイヤ交換をしようとインターネットで調べたり、カー用品店などに確認に行くと、「タイヤ組み換え」や「タイヤ脱着」などの項目があり、工賃が記載されているのを目にしますよね。タイヤ組み換えと脱着と書いてあっても、「交換とは違うの？」と思う方も多いでしょう。

そこで今回は、タイヤの組み換えと脱着・交換との違いや作業内容、組み換えができる業者などについて解説します。併せて、組み換えにかかる費用についても紹介しますので、参考にしてみてください。適切な時にタイヤ組み換えを行い、安心して車に乗りましょう。

タイヤの組み換えとは？

タイヤの組み換えという言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。しかし、タイヤ組み換え以外にも、タイヤ脱着やタイヤ交換があり、どう違うのか区別がつかない方も少なくありません。ここでは、タイヤ組み換えがどういったものなのか解説します。

タイヤだけを持っている方やタイヤだけを購入する方は「タイヤ組み換え」の作業になります。
ホイール付きのタイヤを持っている方やタイヤホイールセットで購入する方は「タイヤ脱着」の作業になります。
自分がどの作業を予約しようとしているのか、確認しましょう。

タイヤの組み換えについて

タイヤ組み換えとは、ホイールに付いている古いタイヤを取り外し、新しいタイヤをホイールに組み付ける作業のことを指します。タイヤが摩耗して交換が必要になった時や、スタットレスタイヤのみを購入し、季節ごとにタイヤ交換する時にタイヤ組み換え作業が必要となります。
組み換えには、「タイヤチェンジャー」という専用の機械が必要になるので、整備工場やタイヤ専門店などに依頼することがほとんどです。

また、タイヤ組み換えを行った場合は、バランス調整という作業も必要になります。バランス調整を怠ると、ハンドルに振れが生じたり、車が真っ直ぐ走らない、タイヤが偏摩耗するというようなトラブルに繋がります。

危険を回避するためにも、タイヤ組み換えを行ったときは、必ずバランス調整を行いましょう。

タイヤチェンジャーはこちら※音が出ます

タイヤ交換と組み換えの違い

タイヤ交換は、車に付いているタイヤを外し、取り付ける「脱着」とホイールからタイヤを外し、新しいタイヤをホイールに組み付ける「組み換え」の作業の全行程のことをいいます。

つまり、タイヤ交換とタイヤ組み換えの違いは、全行程のことを指すのか部分的な工程のことを指すのかの違いとなります。

まとめると以下のようになります。

• ・タイヤ組み換え→ホイールから古いタイヤを外し、新しいタイヤを組み付ける(＋バランス調整)作業のこと
• ・タイヤ交換→タイヤ脱着＋タイヤ組み換え(＋バランス調整)の全行程のこと

タイヤ脱着と組み換えの違い

タイヤ脱着は、車に付いているタイヤを取り外して、そのまま取り付ける作業のことを指します。

タイヤ組み換えとの違いは、ホイールからタイヤを外して、新しいホイールを組み付ける作業とバランス調整があるか無いかということになります。

まとめるとこうなります。

• ・タイヤ脱着→車に付いているタイヤを外し、そのまま取り付ける作業のこと
• ・タイヤ組み換え→ホイールから古いタイヤを外し、新しいタイヤを組み付ける(＋バランス調整)作業のこと

タイヤだけ持っているとき、タイヤだけ買うときは「組み換え」
ホイール付きのタイヤを持っているとき、タイヤホイールセットを買うときは「脱着」
の作業になります。

タイヤ組み換えの必要性

タイヤが劣化したまま使用していると、さまざまなトラブルの原因になります。

1つ目が、グリップ力の低下やバーストなどの危険です。タイヤはゴムなので、経年劣化により硬化します。すると、グリップ力が低下し、スリップしやすくなるのです。また、経年劣化によりひび割れが発生すると、強度が低下しバーストを起こし事故に繋がる可能性があり危険なのです。

2つ目は、乗り心地などの快適性や燃費の悪化です。ゴムが固くなると弾力性を失い、走行中の衝撃吸収能力が低下するため、乗り心地が悪化します。

3つ目は、法律違反になるということです。道路交通法で、タイヤの溝は1.6mm以上必要と明記されており、下回った状態で使用していると違反になり罰則の対象となります。また、車検にも適合しません。

このようなトラブルを未然に防ぐためにも、定期的にタイヤを点検し、劣化のサインが現れそうであれば早めに組み替えを検討しましょう。

下記のリンクにて、タイヤの交換時期について詳しく解説されているので参考にしてみてください。
<タイヤの交換時期について｜UPPIT>

タイヤの組み換え作業内容

タイヤの組み換えは、どのようにして行うのか知っていますか？
ここでは、タイヤの組み換えの作業内容について解説します。

車からタイヤを外す

パーキングブレーキ(サイドブレーキ)を引き、車が動かないようにして輪止めをします。

接地状態でホイールナットを軽く緩めます。この時に、完全にナットを外してしまわないように注意しましょう。

次に、車両をジャッキやリフトを使用し、リフティングポイントでジャッキアップをします。ジャッキアップは、タイヤが2～5cm程度浮くぐらいまで持ち上げるのが基準です。ジャッキアップしたら、タイヤを浮かせた状態でホイールナットを全て緩め、車からタイヤを外します。

ホイールとタイヤを分離する

タイヤチェンジャーという機械を使用し、ホイールからタイヤを外します。

タイヤを取り付ける

新しいタイヤをホイールに組み付けしていきます。タイヤがホイールに入ったら、エアを入れビードを上げます。ビードが上がりきったら、エア調整を行い組み付けは完了です。

バランスを調整する

タイヤの組み換えが完了したら、バランス調整を行います。バランス調整には、ホイールバランサーという機械を使用します。

ホイールバランサーにホイールをセットし、「ウエイトの取り付け位置」、「ホイールの内側と外側の距離」、「ホイールのインチ数」を入力しバランサーをスタートさせます。

ホイールバランスのズレの数値が表示されたら、その数値に合うバランスウェイトを取り付けし、再度スタートさせます。その後、数値が0になればバランス調整完了です。

車にタイヤを取り付ける

バランス調整を行ったタイヤを車に取り付けします。リフトを下げる前に、仮締めとして8割ぐらいの力で締め付けます。その後に、リフトダウンし接地した状態でトルクレンチを使用し、規定トルクで本締めを行いタイヤ組み換え作業の完了です。

タイヤの組み換えにかかる費用

タイヤ組み換えにかかる費用は、業者やタイヤの大きさ、ホイールにインチ数などによって異なります。目安としては、1本あたり税抜き1,000～3,000円ほどです。
業者によっては、HPやメニュー表に金額が記載されているのでチェックしてみましょう。

タイヤ脱着の方が組み換えより工賃が安く済みます。しかし、タイヤだけ購入するより、タイヤホイールセットで購入する方がトータルで安いことがあります。

例えば、アップガレージのUPPITを見てみましょう。
年2回のタイヤ脱着×5年の場合は、35,200円(税込)
同様にタイヤ組み換えの場合は、66,000円(税込)
(※通常のタイヤで16インチまでのサイズの場合です。)
30,800円の差額なので、30,800円以下のタイヤ・ホイールならこちらの方がお得なのです。
<アップガレージ｜タイヤ交換料金一覧>

実際にアップガレージでは以下のような商品が販売されていました。
<アップガレージ｜タイヤホイールセット販売商品>
このような商品を購入すれば、セットでお得に購入できます。

タイヤの組み換えはどこでできる？

タイヤ組み換え作業は、どこに依頼するのが良いのでしょうか。タイヤ組み換えを行う業者は多数ありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。

ここでは、4つの業者をメリット・デメリットを踏まえて紹介します。

カー用品店

カー用品店は、タイヤの販売を行っているためタイヤ組み換え作業が可能です。タイヤの種類も多く、サイズも多く揃えているため、自分の車に合うタイヤが見つかる可能性があります。他にも様々なカー用品が売られているので、作業中の待ち時間に用品を見たり探したりして、待ち時間を活用できるのも魅力です。

カー用品店では、「アップガレージのUPPIT」がおすすめです。UPPITは、タイヤ・ホイールの持ち込み取り付けも行っています。また、店舗でさまざまな中古パーツを販売しており、その場で見て検討・購入ができ、取り付けまで行ってもらえます。経験豊富なスタッフが、自分の車に取り付け可能かどうか、どれを購入すれば良いかなど相談に乗ってくれます。予約も簡単で、24時間UPPITのHPから行えます。ぜひ一度、相談してみてください。
<アップガレージ｜UPPIT>

カー用品店のメリット・デメリットは、以下のようなものが挙げられます。

メリット

• ・気軽にタイヤ脱着の依頼ができる
• ・オイル交換などの作業も同時に依頼できる
• ・UPPITでは、経験豊富なスタッフがタイヤ交換してくれるので安心
• ・UPPITは、他店やネットで購入したタイヤ・ホイールも取り付けしてもらえる
• ・UPPITは、タイヤのみでなくカーナビやマフラー、車高調などの取り付けもしてもらえる

デメリット

• ・繁忙期には、待ち時間が長くなることがある
• ・早めに予約をしないと希望の時間に予約が取れないことがある

カーディーラー

カーディーラーは、そのメーカーのプロなのでその車のベストな状態を知っています。そのため、自分の車に合うタイヤを選んでもらえるでしょう。作業が丁寧で質が高く、安心してお任せできるといえます。また、タイヤ組み換えついでにオイル交換やエンジンルームの点検なども同時に依頼すると、一度で色々と済むので安心して車に乗れるでしょう。

ただし、車検や点検、一般整備など多くの入庫があるので、待ち時間が発生することがあります。また、価格が他の業者より高いのもデメリットです。

カーディーラーのメリット・デメリットは、以下のようなものが挙げられます。

メリット

• ・作業が丁寧で質が高い
• ・プロなので、安心して任せられる
• ・タイヤ組み換えと同時に他の作業も依頼できる

デメリット

• ・入庫が多いので、作業に待ち時間が発生することがある
• ・他の業者より価格が高い

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドは、身近にある店舗なのでいつでも行きやすいというのが魅力です。また、急に行ってもタイヤ組み換え作業を行ってくれる可能性が高いので、安心感があります。ガソリンスタンドのスタッフ全員が社員ではないので、アルバイトなどが作業を行うことがあるのがデメリットといえます。

ガソリンスタンドのメリット・デメリットは、以下のようなものが挙げられます。

メリット

• ・店舗数が多く、急なタイヤ組み換えにも対応してくれる
• ・ついでに給油や洗車もできる
• ・価格は比較的安め

デメリット

• ・アルバイトが作業することがあるので、多少不安感が残る
• ・他の業者と比べると、作業の質が低い

タイヤ専門店

タイヤ専門店は、タイヤのプロなのでどの業者よりもタイヤについて詳しいです。取り扱いしているタイヤの種類や情報、経験の豊富さは他社を圧倒しているでしょう。ただし、繁忙期になると、作業依頼が集中するため、待ち時間がかなり長くなることがあるので注意しましょう。

タイヤ専門店のメリット・デメリットは、以下のようなものが挙げられます。

メリット

• ・タイヤについてのプロなので、安心して任せられる
• ・作業経験や知識・情報などは他社を圧倒している

デメリット

• ・繁忙期には、待ち時間がかなり長くなることがある

自分で組み替える

自分でも組み換えは可能ですが、組み換えに専用の機械が必要であったり、組み換え後にバランス調整が必要だったりと大変です。また、作業には危険も伴うのでおすすめしません。業者に依頼し、確実に作業を行ってもらいましょう。

タイヤの組み換えで気を付けたいこと

タイヤ組み換えを業者に依頼するときに、気をつけておいた方が良いことがいくつかあります。
ここでは、3つの注意点を紹介します。注意点を知り、少しでも確実にお得にタイヤ組み換えを行いましょう。

持ち込みタイヤはまず問い合わせ

タイヤ4本交換をしようと思うと、出費がかさむ傾向にあるため、少しでも安く済ませるために自分でタイヤを購入し、業者に持ち込み交換を依頼する方も多いでしょう。
しかし、業者によってはタイヤ持ち込み交換ができないところがあります。タイヤ持ち込み交換を検討されている方は、一度業者に問い合わせをした方が良いでしょう。

ただし、持ち込み可能な場合は、別途持ち込み料金がかかる場合がある点には注意しましょう。

各業者の見積もりをとって比較検討

業者によって金額が変わるので、少しでもお得にタイヤ組み換えを行うために、各業者の見積もりをとって比較検討した方が良いでしょう。比較検討してから、自分の希望の金額に近い業者を選びましょう。

プロに任せるのが安心

タイヤ組み換えは自分でもできますが、プロに任せた方が安心で確実です。タイヤ組み換えは、専用の機械を使用したり、重要なバランス調整も行わなければなりません。知識や経験不足で作業を行うと、事故やトラブルに繋がる危険性があります。安心して車に乗るためにも、プロに作業を依頼しましょう。

タイヤの取り付け・交換なら「UPPIT」

タイヤの交換ならアップガレージが運営する持込取付交換サービス「UPPIT」をご利用ください！

①ネット/他店購入対応

ネットで購入したパーツはもちろん、他店で購入したパーツや譲り受けたパーツも喜んで対応させていただきます！夏の間保管しておいたスタッドレスタイヤ、ドライブレコーダーやETC等の取付などもお待ちしております。

②安心の予約制

Webサイトから日時を選び、お客様情報やパーツ情報を入力するだけで終了！当日は待ち時間なくすぐに作業にとりかかります。

③直送OK！

ネット購入の場合でも重たいパーツを運ぶ必要はありません。送り先の住所にご希望のアップガレージ店舗を入力し、次にUPPITwebサイトから送り元の住所を入力し予約。当日はお車でご来店いただくだけです。
ぜひ一度お試しください。

まとめ

今回は、タイヤ組み換えと交換・脱着との違い、タイヤ組み換え方法、作業ができる業者、組み換えの時の注意点などについて解説しました。

タイヤ組み換えは、タイヤ交換の一部分を指し、脱着との違いもお分かりいただけたでしょう。違いが分かれば、自分がどの作業を依頼するのかが分かり、料金も把握できるようになります。

組み換え可能な業者は多数あるので、メリット・デメリットを踏まえた上で、自分に合う業者を見つけてくださいね。