コラム
中古スタッドレスタイヤで車の維持費を安くする!安全なタイヤの探し方と購入方法
これまでも、安くはない買い物だった「タイヤ」。2023年はそんなタイヤの値上がりのニュースが、車業界を駆け抜けています。1本あたり数%の値上げでも、4本セットとなるとまとまった金額になります。「車の維持にお金がかかりすぎる」「ガソリン代も上がっているのに、さらにタイヤまで」と、嘆きたくなる人も多いのではないでしょうか。
そこで注目したいのが、中古タイヤです。今回は中古タイヤの特徴やメリット、選び方の注意点を解説します。これから必要なシーズンを迎えるスタッドレスタイヤも、中古タイヤを検討してみませんか。この冬の車の維持費を、グンと抑えられるかもしれません。
タイヤの値上がりが止まらない!
2023年7月、3,566品目もの商品の値上げが発表されました。続く8月には「7カ月ぶりに値上げ品目が前年比で減少」と報じられましたが、それでも値上がりした商品は1,102品目に上ります。終わりが見えない物価高騰の波のなか、実はタイヤも値上がりしている事実をご存じでしょうか。
2023年、国内外の主要タイヤメーカーは、最大8%の値上げを発表しています。決して安くはないタイヤ価格の上昇は、カーユーザーにとって看過できない問題です。
タイヤが値上がりする要因は、主に次の3つです。
- 原材料価格が値上がりしている
- タイヤの輸送コストが上昇している
- 人件費が上がっている
タイヤの値上がりは消費者が手の打ちようのない要因によるとあって、新品タイヤから中古タイヤに乗り換える人が増えているようです。「中古タイヤとは、どのようなタイヤなのか」「安全性の懸念はないのか」、そんな疑問を次の章から解説していきます。
▼以下記事で「タイヤの値上げ」について詳しく説明しています
【2023最新】タイヤの値上げはいつから?価格高騰の要因と各メーカーの最新情報まとめ
中古タイヤとは
中古タイヤとは走行歴のあるタイヤです。新品より安価で購入でき、人気が高まっています。タイヤは本来、新品で店頭に並びます。しかしさまざまな理由で、走行歴の浅いタイヤが中古タイヤとして流通しています
<中古タイヤが生まれる背景>
- 車を購入した人が、納車前にこだわりのタイヤに付け替えた
- 新車のタイヤをインチアップし、標準装備のタイヤが不要になった
- 低扁平率タイヤに履き替え、前のタイヤが不要になった
- 買ったまま保管されていたタイヤが売りに出された
まだ十分に公道を走れる安全性を確認し、再び流通ルートに乗ったタイヤが中古タイヤです。また環境保全を目的としたリユースタイヤもあります。世界最大のタイヤメーカー・BRIDGESTONEが手掛ける「リトレッドタイヤ」が代表例です。リトレッドタイヤは、溝がすり減って使えなくなったタイヤに新しい溝を貼り付けた再生タイヤです。
安全なスタッドレスタイヤの条件
「タイヤを安く買いたいけれど、中古は安全性が心配」「グリップ力が必要なスタッドレスタイヤなのに、中古で大丈夫か」とは、当然の懸念です。安全なスタッドレスタイヤの条件は、4つあります。一つひとつを確認していきましょう。その上で、中古のスタッドレスタイヤでも安全性の懸念を払拭できることを解説します。
プラットホームが露出していない
スタッドレスタイヤには、使用の限界を示すサイン「プラットホーム」があります。プラットホームは新品タイヤの溝が50%減ると、あらわれます。
つまり溝が半分あるタイヤなら、スタッドレスタイヤとして使えるということです。
(※画像引用:ブリヂストン タイヤセーフティーレポート:スタッドレスタイヤの「プラットホーム」って何? | ニュースリリース | 株式会社ブリヂストン
ちなみにさらに溝が擦り減り、残り1.6mmになると「スリップサイン」があらわれます。これは夏用タイヤの使用限界を示しています。スタッドレスタイヤとしては使えなくなったタイヤでも、夏用タイヤとしては使えるのはこれが理由です。
変形・ひび割れがない
タイヤは走行時に受ける衝撃や保管状況によって、変形やひび割れが起きる場合があります。変形・ひび割れしたタイヤはバーストにつながる危険があり、安全性が保証されません。とりわけコンディションの悪い路面を走ることが多いスタッドレスタイヤは、変形・ひび割れの有無を丁寧に確認する必要があります。変形やひび割れが見られなければ、まだまだ走行できる可能性が高いでしょう。
ゴムの柔軟性が保たれている
ゴムでできているタイヤは紫外線や風雨の影響、また経年劣化のために柔軟性が失われます。新品のタイヤは指で押すと跳ね返るような弾力がありますが、廃棄されるタイヤを触ると硬くまったく指が入りません。ゴムにしなやかさが保たれていれば、中古のスタッドレスタイヤでも路面や氷雪面をしっかりグリップしてくれます。製造年から5年以内である
タイヤは製造から10年が耐用年数です。新品のまま保管しておいたタイヤも、10年経てば十分に性能を発揮できなくなります。また日頃から走行しているタイヤなら、寿命はさらに短くなります。日常的に外的環境にさらされ、走行の衝撃も受けているためです。一般的に製造から5年までは十分使用に耐えるといわれます。
▼以下記事で「新車タイヤの寿命」について詳しく説明しています
新車タイヤの寿命は何年?チェックする方法や寿命を延ばすための方法
中古スタッドレスタイヤも安全走行が可能
ではやはり中古タイヤは、おすすめできないのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。先に解説した「安全なスタッドレスタイヤの条件」をクリアしてさえいれば、十分安全に乗れるということです。
<おさらい:安全なスタッドレスタイヤの条件>
- プラットホームが露出していない
- 変形・ひび割れがない
- ゴムの柔軟性が保たれている
- 製造から5年以内である
考えてみれば、新品で購入したタイヤも2シーズン目以降は「中古」です。自分が履いていたか、別の人が履いていたかの違いでしかありません。条件を満たしていれば中古タイヤの安全性に心配はいらない点を踏まえ、タイヤにかかる費用の節約を目指しましょう。
中古スタッドレスタイヤを選ぶメリット
新品ではなく、中古タイヤを選ぶと3つのメリットが手に入ります。それぞれを詳しく解説します。
新品より低価格で購入できる
中古タイヤは、新品より安く購入できます。タイミングが良ければ新品同様のクオリティのタイヤを、数割安く買えるかもしれません。中古タイヤの買取・販売専門店である「アップガレージ」で、トヨタ・アクアに合う15インチタイヤを探してみましょう。
たとえば、以下のタイヤがヒットします(2023年8月時点)。
YOKOHAMA(ヨコハマ) BluEarth-GT AE51 3,000円/本
TOYO NANOENERGY 3PLUS 15インチ 7,000円/本
では同程度の新品タイヤの価格はどうでしょうか。カー用品店の販売価格を調べると、以下のとおりでした。
トーヨータイヤ ナノエナジー 3プラス 175/70R14 84S 8,540円/本
※2023年8月執筆時点の金額です
タイヤは4本セットで買うケースが多いのではないでしょうか。4本のセット価格を考えると、中古タイヤと新品タイヤとの価格差はさらに広がります。
ワンランク上のタイヤが手に入る
中古タイヤは新品より安く買えます。つまり、同じ予算でタイヤを選ぼうとしたときに、中古タイヤならワンランク、ツーランク上のタイヤを選ぶことも可能です。
タイヤは以下の条件で、およそ4つのグレードにわかれます。
<タイヤのグレード>
- プレミアムグレード
- ハイグレード
- ミドルグレード
- スタンダードグレード
<グレードが決まる条件>
- 燃費性能
- 耐摩耗性能
- ドライ・ウェット性能
- 静粛性
- 乗り心地
- 車の安定性
ロングドライブが多い人、家族や小さい子どもを乗せる機会が多い人は、グレードの高いタイヤを試してみてください。車の性能が一層引き出され、ドライブをより安全に楽しめるようになるでしょう。
慣らし運転をしなくて良い
中古タイヤは、新品タイヤには必要な「慣らし運転」が不要です。慣らし運転とは、走行して新品タイヤの表面を少しだけ削り、タイヤ本来の性能を発揮しやすくする工程を指します。どのタイヤメーカーも慣らし運転を推奨しています。慣らし運転の目安は「夏タイヤは時速80km以下で100km以上/冬タイヤは時速80km以下で100km以上」の走行です。車を近場の街乗りにしか使わない人はとくに、100kmもの距離を慣らし運転するのは大変かもしれません。
中古タイヤは走行歴があるため、慣らし運転をせずに最初から本来の性能で使用できます。
中古タイヤを選ぶ際の注意点
メリットが多く見える中古タイヤですが、選ぶ際に心得たい注意点が3つあります。それぞれを詳しく解説します。
品質には細心の注意を払う
中古タイヤといっても、タイヤによって品質はさまざまです。ほぼ新車の状態で取り外されたタイヤと、数万キロを走ってきたタイヤでは、当然ゴムや溝の状態が異なります。また一部には粗悪な中古タイヤを取り扱う業者も存在するようです。昨今盛んな個人間の取引は、タイヤの品質を見極める人がいない点でも不安が残ります。
タイヤは安全走行を足元から支える、大事なパーツです。中古タイヤを選ぶ際は、品質に細心の注意を払いましょう。品質保証をしてくれる大手タイヤ店での購入をおすすめします。
プロに選定してもらう
中古タイヤはプロに選んでもらうと間違いありません。溝の残り具合やゴムの状態を厳しくチェックし、愛車に最適なタイヤの中からできるだけ手頃な価格のものを選んでもらえます。
では中古タイヤのプロは、どこにいるのでしょうか。それは中古タイヤの専門店です。たとえば中古カー用品の買取を始めて20年以上の実績を誇る「アップガレージ」には、中古タイヤの目利きに詳しい専門スタッフが大勢常駐しています。どんな相談にも対応可能ですので、まずは一度お問い合わせください。
保証があるショップで購入する
タイヤは数百円で買えるものではありません。4本となると、それなりの支払いが必要です。一方で「路面に落ちていた釘を踏んだ」「慌てていて縁石に乗り上げた」と、タイヤは常にパンクと隣り合わせでもあります。
少しでも節約するために中古タイヤを選んだのに、買ってすぐに使えなくなっては本末転倒ではないでしょうか。中古タイヤも、保証がついているショップで購入しましょう。アップガレージは、万一に備えて次の保証をお付けします。
【タイヤ安心保証】
加入金2,000円~で、
- 1本だけのパンクでも4本交換
- 中古タイヤも保証対象
- 保証期間は2年間
詳しくは「アップガレージ タイヤ安心保証」をご覧ください。
中古スタッドレスタイヤが向いている人
今シーズン交換が必要なスタッドレスタイヤを、新品で買おうか・中古にしようか迷っていますか?中古のスタッドレスタイヤが向いているのは、次の3つのタイプです。
- 車に乗る頻度が多くない人
- スノーレジャーに行かない人
- 降雪が少ない地域の人
新品と中古、どちらにすべきかは、冬に車に乗る頻度や場所から決めましょう。「冬は車に乗る頻度が減るが、万一に備えてスタッドレスタイヤを履いておきたい」という人なら、中古タイヤで維持費を抑えるのがおすすめです。また雪が多い地域や路面凍結の懸念がある地域に行く機会がない人も中古タイヤが良いでしょう。
ただ新品のタイヤは、慣らし走行をしないと本来のグリップ性能が発揮されません。「来週、スキーに行く」といった場合は、慣らし走行が不要な中古タイヤのほうが安心できるかもしれません。
中古スタッドレスタイヤを安く購入する方法
値上がりが続くタイヤを、少しでも安く買いたいのは誰にも共通の思いです。ここからは中古のスタッドレスタイヤを、さらに安く買う方法を解説します。買い方によっては注意が必要なポイントもあります。あわせてチェックしてください。
中古タイヤ専門店で相談する
中古タイヤを専門に取り扱うショップなら、品質・価格・タイヤラインナップとも安心して購入できます。また整備工場を併設しているショップが多く、購入したタイヤをその場で取り付けてもらえる点でも安心です。
全国に226店舗(2023年8月時点)を展開するアップガレージなら、中古タイヤの購入から取付予約までWebでできます。
<【持ち込みの場合】アップガレージのタイヤ交換費用>
- ホイール付きタイヤ交換:1,320円/本~
- タイヤ組み換え交換:1,870円/本~
アップガレージで購入&取付の場合は工賃が安くなるので、近くの店舗にご確認ください。
詳しくは「タイヤ・ホイールの持込取付・交換ならUPPIT(アップガレージ)」をチェック!
ネット通販を利用する
ネット通販専門で中古タイヤを販売する業者もあります。店舗を構えない分、より安く買えるケースが多いようです。ネット通販で中古タイヤを購入する際は、交換作業を依頼できる場所を先に探しておきましょう。自動車整備工場やガソリンスタンドは、持ち込みタイヤへの交換はお断り・割増料金とするところもあります。
せっかく安くタイヤを買えても「交換できる場所がない」「交換工賃がとても高くついた」となっては、喜びも半減してしまいます。
個人間取引で入手する
個人間での中古タイヤ取引も行われています。主な取引サイトは、次の3種類です。
- オークションサイト(Yahoo!オークションなど)
- フリマアプリ(メルカリ、ラクマなど)
- 掲示板サイト(ジモティーなど)
個人間の取引では、価格や配送方法などで柔軟な対応が可能な点が魅力です。交渉の結果、ショップよりも安く買える場合も少なくありません。ただし「タイヤ交換場所の確保」が課題になるのは、ネット通販同様です。またプロのチェックを通っていない分、品質の懸念を拭いきれない点は押さえておきましょう。
実際に「タイヤが届いてみたら、画像とはまったく違うものだった」「傷はないと聞いていたが、届いてみたらヒビが入っていた」などのトラブルもあるようです。
中古スタッドレスタイヤならアップガレージへ
「スタッドレスタイヤを安く買いたい」「中古で質の良いタイヤを探している」、そんな人はアップガレージにご相談ください。アップガレージは全国に200店舗以上を展開する、中古カー用品の大手です。取り扱い歴は20年を超え、中古カー用品業界で確固たる存在となっています。
アップガレージの特徴
アップガレージの中古タイヤは、プロの厳しい品質チェックを通過したものだけが店頭に並びます。安全性はもちろん、品質や価格までこだわりぬいた1本をご提供します。中古のタイヤであるにもかかわらず、1週間の返品保証がある点も見逃せません。購入時に加入できる「保証サービス(有料)」は、2年間のパンクも保証します。
まずはお気軽にご相談ください。中古タイヤのプロが、愛車に最適なタイヤを厳選してご紹介します。
まとめ
タイヤ価格の値上がりが続く中、中古タイヤが注目されています。中古タイヤはさまざまな事情により、まだ使えるのに取り外されたタイヤです。溝が十分残っており、ゴムの状態が良ければタイヤはまだまだ走れます。また中古ゆえに価格が安く、車の維持費節約に貢献してくれます。
この冬は、プロが安全性を確かめた中古のスタッドレスタイヤに履き替えてみませんか。1週間の返品保証・2年間のパンク保証(有料)がつくアップガレージの中古タイヤを、ぜひお試しください。
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